病室 梨恵が来る
これまでの捜査の結果を整理しつつ考えゴトしてると、夕食の時間に。今日は梨恵が食事を運んできますが、ここではいつもと同じ可憐な笑顔。さっき（チャート６は同日の間だし）までの彼女は単に不機嫌だった…とも思えるけど、まるで別人のようにも…。
梨恵にはまだ質問してないので、ついでに訊いてみる事に。しかし患者の皆さんに食事を運んでる途中だから…と、今は無理だと断られます。
君の言ってる事が正しい
ここは引き下がって彼女の仕事を優先させると、梨恵は顔を紅くして「後で来ます」と食事を置いていきますが…それを見て「なんだ…熱でもあるのか？」と、この主人公にしてはえらくニブい事を考えながら、彼女が戻ってくるのを食事しながら待つ…けど、間がもたないので眠ってる譲治の食事を再び横取りし、前回と同じくとぼけるという極悪非道なマネを。かわいそーな譲治くんは本日絶食状態だけど、首をかしげつつもバカ正直なので、横取りされたとは思いつかないよーですが。
梨恵に質問
質問の内容は千里や美保に対するものと同様。梨恵は質問の実質的な意味合いを即座に理解して回答してくる、頭の回転の速い怜悧な女性。院長や病院については当り障りのない程度のことだけで、アリバイについては非番だったから家にいたとのこと。両親は五年前に他界しているらしく、独り暮らしのようです。
バージン・スリムの箱を見せる
見せた途端に、驚愕とも言えるかなりの反応が。しかも「私…たまにしか煙草を吸いませんから」という、誰もそんなコト訊いてませんけど…みたいな動揺ぶり。メモについても「知りません」と言いながら、誰が見ても何か知ってるのがミエミエな態度でそそくさと病室を出て行ってしまいますが…梨恵に改めて問いただす事も出来るけど、不審を抱いていながら動かずにいれば不安に駆られた彼女が何らかの行動を起こす可能性があるので、それを待つ作戦に出ます。「ふふん…相変わらす天才的な洞察力だ…私はたまに、自分の才能が恐くなる時がある」などと自画自賛。まぁ、キレるのは確かでしょうが、探偵で主人公なんだから当然と言えば当然か。
病室 梨恵に起こされる
夜半に病室を訪ねてきた梨恵に話があると起こされ、空室である２０８号室へ。廊下を歩く彼女の足元は、いつものナースシューズ。その事を訊ねると、上履きでいたのはナースシューズに履き替えるのを忘れていたから…だそーですが。
栄作と美保を見かける
千里の時と同様に、院長室に向かっているらしい栄作と美保を見かけます。
ここにとどまり梨恵と話す / とりあえずじっとしてる
もじもじと、なかなか言い出せない梨恵に、いらいらいらいら（待つのが嫌いらしい）しつつ、終いには切れて「帰る」と言い出すと、いきなり抱きついてくる彼女。栄作達を追おうとして梨恵に引き止められ、院長室に行くのを諦める場合も同様の展開。こっちを選択すると、話だけなら今でなくてもいい筈なのに、強引に引き止めるだけの理由がある…というのがそれとなく分かってしまうが。
梨恵と話す
よーするに色仕掛けに出てきたようですが「私の理性はチタンよりも固く、世界統一ヘビー級チャンピオンより強い」と豪語する琢磨呂には効果ナシ。女好きのくせに、女性よりも探偵根性の方が遥かに上…ってことですか。
その後、煙草を一服して、ついでに梨恵に勧めて「転んでもタダでは起きない」と抜け目なく彼女の指紋を入手。例のバージン・スリムの指紋と照合する意図。でも見たとこ、彼女は煙草を吸い慣れていない感じ（咳き込んでるし）だから、屋上の同じ場所で立て続けに何本も…とは思えないけど。梨恵とここで少しばかり話をしますが、能天気で楽天家の主人公が孤児だという事がわかります。まぁ、ここでは彼女の目的が実際には何だったのかは、まだ不明。
美保が気になる
梨恵と話をした後、院長室へ行ってみますが…既に誰もいないようです。
院長室
鍵穴から覗くと、千里の時と同様に亜希子の前に立っている美保の姿が。亜希子の話の内容は、捜査に非協力的な美保の態度についてですが…「あなた、私の事が嫌いなんでしょう？」と、彼女が以前口にした言葉を御存知の様子。琢磨呂が告げ口したと誤解されてしまうけど。
開き直った美保が「院長が変な薬をやってたのを知っている」と亜希子に告げると、半年前に辞めた医師（美保が付き合ってたらしい）が売りつけに来たという彼女の写真（想像通りの品）を持ち出されて、逆に脅されるハメに。切り札を出すタイミングの狡猾さから言うと、小娘が女王サマに楯突くのは十年早いってトコでしょーか。
このまま見続ける
どーせだから、覗き根性丸出しでしばらく傍観してると、イロイロ見れます。
助ける
どっちにしても結局助けるんだけど、院長と変な薬のコトを仄めかして美保の写真を取り返した琢磨呂と、亜希子の間に視線の火花が…って雰囲気。
ロビーで話す
院長や、美保が付き合っていたという医師について訊ねると、休憩室で注射器と麻薬のアンプルを見たことがあり、キャビネットの中にも同じアンプルが大量にあった事から、野々村作治が麻薬の常用者であったらしい…という事がわかります。日野章介という医師は、先程の院長室での会話からいくと、写真を使って亜希子から金を巻き上げ、半年前に病院を辞めているようですが…彼女にそんなマネしてタダで済んだとは思えないが、やっぱりタダで済んでなかったのはいずれ分かるけど。
盗聴器を発見
院長夫人が嫌いだと言った事を告げ口した云々…から、閃くものが。病室に戻りベッドを調べると、やはり盗聴器。盗聴が出来なくなると警戒するだろうし、利用した方がいいってことでそのままに。美保は「院長夫人にあんな態度をとったら何をされるかわからないから、気を付けた方がいい」と、不吉極まりないコトを言ってくれるけど。ついでに例のバージン・スリムについて訊くと、「梨恵がその銘柄の煙草を吸っていたのを見たことがある」と、教えてくれます。
エンディング№３
美保ルートを通ると行き着く可能性があるエンディング。盗聴器を発見した後「院長が他殺である事を仄めかす」以外を選択すると、呆気なく亜希子達に抹殺されてしまいます。
気が付くと、強烈な腐敗臭が漂う、朽ちかけたような印象の部屋（ここがどこかは今の時点ではわからないけど）にいて、手術用のライトと上から見下ろす亜希子と栄作が視界に。……怖過ぎ。
睡眠薬＆弛緩剤攻撃で身動きない主人公に「私を脅迫するなんて…。栄作、海原さんを楽にして差し上げなさい」と、腕にちくり。「安心して…ここにはあなた一人じゃありませんから」って、他人の死体と一緒にいても嬉しくないっつーの。まぁ、どのみち自分も死体になるから関係ないけど。でも実は、ちょっと安心したんだよねぇ…生きたまま生体解剖されそーな雰囲気だったから。
あっさり病院を追い出すかと思えば、あっさり殺してくれるという、即断即決がポリシーの亜希子サマ。ちなみに主人公が死ぬ原因の殆どは「亜希子に殺される」なので、最終的な好敵手はやはり、犯人より手強い野々村亜希子…ということになります。ヒントコーナーでは、美保が「お茶目な事をやるからだ」って、普通にプレイしてたらまず選択しないと思うけど。あそこでマジにお茶目な事するプレイヤーがいるかどうか。