Chart 4 / Scene 4
野々村病院の人々
院長室  調査の依頼

院長室のドアをノックし「どうぞ…」と応じた女性の声を聞いた途端に、琢磨呂の背中に寒気が。声が不気味だった訳ではなく、探偵の感性がその女性を手強い、と感じたようですが。

「院長室にしては殺風景な感じのする部屋」らしいけど、見る限りは王侯貴族の謁見室みたいな部屋。そして部屋の中央の椅子に見事な脚線美を組んで座し、栄作を従えた女王のような野々村亜希子。常に落ち着き払った冷たい美貌の仮面を維持し、氷のような印象の女性。栄作は亜希子に付き従う執事で、ホラー映画によくいる背中の曲がった醜い風貌の下男みたいな…もしくはマッドドクターって感じのヒト。彼は亜希子に仕えていると言うより、彼女を女神のように崇拝している感じ。多分、彼の座右の銘は「はい、奥様」

「主人の死に興味があるのなら、調べる事を許可してもいい」と、切り出す彼女。ついさっき病院に来たばっかりのくせして、もう琢磨呂があれこれ嗅ぎ回ってた事を知ってたりします。むぅ…やはり侮れない相手。調査を依頼するとしたら引き受けてもらえるのかどうかを、まず訊かれます。

 

亜希子の質問

引き受けた場合、亜希子の質問にすべて正解しないとダメ。まぁ、読み間違えるか押し間違えるかでもしない限りは、難なくクリアできる内容。院長の死因や、自殺の線で捜査が進められていながらも他殺の可能性がある理由などです。まずは死因ですが…

・院長が注射したのはシアン化合物だ
・院長が注射したのは濃硫酸だ
・院長が注射したのは石鹸水だ

…どれでも死ねそーですが。

自殺か他殺かが曖昧な点に関しては…

注射器には院長の指紋しかついてないし…
部屋の中には争ったような形跡もなかったからだ
治療ミスとかで院長は色々うらみを買っているから

…がそれぞれ正解。他に、遺書などがない事、用心深い野々村作治にしては現場の休憩室に鍵がかかっておらず窓が開いていた、などの情報を得る事ができます。見た目の冷たい印象どおり、彼女は夫の死を悲しんでなどおらず、しかし自殺では困る、というその理由は…

・院長が自殺では、野々村病院の評判が悪くなる(既に悪いので今更)
・院長が自殺では、多額の保険金がおりない(一応正解)
・院長が自殺では、話が普通すぎて面白くない(全くの事実)

 

全問正解

つまりは自殺でないことを証明してくれという依頼で、病院内の各部屋に自由に出入りできる許可をもらって、鍵を入手。そして亜希子の言うには、他にも私立探偵を雇ったとのことですが…。ちなみに、ここの亜希子のアップのCGがお気に入り♪ 眉をきゅっと寄せた、ちょっと切なげな表情で綺麗。

 

エンディングbQ

はずれ。(笑)
「お前の人相は、私に不幸をもたらしそうだ」とか言って依頼を断った場合と、質問に正確に答えられなかった場合(これは向こうに断られた…って事になるのか)、病院を追い出されてしまいます。依頼を受けない事になった以上、好奇心や探究心で首を突っ込んでくる人間にここにいられては面倒だってことでしょーけど。荷物をまとめ、梨恵に見送られて病院を後に。「もし依頼を引き受けていたら…寿命を縮めていたかも知れんぞ」と、場合によっては切実に一理ある理由で自身を納得させるものの…やっぱり心が寒い…。

「いきなりですけど、海原さんには本当にがっかりしました」…と、ここでは亜希子のヒントコーナー。「まず私の依頼を断った方、はっきり言って問題外ですわね」…そりゃまあそーだけど、一回は試すでしょ。あとは質問の答を間違った場合なので、そこをやり直すだけ。

でも亜希子たちにとっては、追い出しといた方が良かった…って事になるんだが。まぁ、ここで終わられちゃ、ご自慢のムネの谷間を見せつける機会もないわけだし…。