廊下で千里に会う
梨恵が見つからず病室に戻る途中、千里に会います。彼女は会釈を返しただけで足早にすれ違っていきますが…。
病室に戻る
涼子が待ってる病室へ一時帰還。食事が既に運ばれてきており、持ってきたのは美保のようです。梨恵が戻ってこないので帰宅できずにいると言っていたらしいですが…梨恵が亜希子に呼び出されてから３時間以上は経過しているので、何かあったと考えるのが順当。
涼子が言うには、ボンボンが捜査を引き継ぐ事になったので、依頼主である亜希子に挨拶しておこうと院長室へ向かう途中、亜希子と栄作が休憩室から出てくるのを見たようです。しかも栄作の方は重労働でもしたかのように息を切らしていた…それが今から３時間程前。
美保が来る
チャート１５で桃子の部屋に行ってないと、少し早めに病室に戻ってきた事になるので、美保が食事を運んできたのに居合わせて話を聞く場合もあり。こっちだと梨恵が出て行ってから約２時間経過。
休憩室で地下を発見
涼子と休憩室を調べてみる事に。この辺りの経緯はチャート１５の地下病院で梨恵を発見するまでとほぼ同じ。同行するのが涼子だというのが違うけど、一般人と違って心得はあるだろうから、ちょっと心強く思えたり。
亜希子達と出くわさない事を祈りつつ休憩室に忍び込んで、涼子と共に部屋を探索。涼子は院長が麻薬の常用者であった事は検死の結果として知っていたけど、ここのキャビネットの中に麻薬のアンプルが並んでいた事は当然初耳。そして…その中にシアン化水素のアンプルが混ぜてあったとしたら…。
涼子は琢磨呂の顔をまじまじと眺めた後、「やっぱり…あなたってすごいわ」
そりゃあ…天才だし。ベッドの下を覗き込んでる涼子サンの臀部が目の前に出現して、鼻血が…って、んな事やってる場合ではナイ。さすがに探偵の涼子は床の傷にすぐに気が付いて、誰が引き摺られ、誰が引き摺ったのかも即座に理解。そして、本来なら付く筈のないベッドの下の床にまで何かを引き摺ったような跡が残っていることと、勉造から聞いた戦時下のこの病院の話から、地下の存在を琢磨呂は推理。
ベッドの下に地下へと続く階段を発見。涼子は戦時中の話は聞いていたものの、ここでその地下の存在には思い当たらなかったようで、悔しそうに「あなたには…かなわないわ」
だから天才なんだってば。悔しいと思えるくらいなら、彼女は今はまだ未熟でも優秀な探偵になれるんじゃないでしょーか。ハッピーエンドルートで進んでいるなら、この辺りからクライマックスとエンディングに向けて、緊張感あるストーリーが展開。
盗聴器を発見していない
盗聴器を見つけてないと、涼子との会話もすべて亜希子達に聞かれていたことになります。こっちでの途中までの展開は、腐乱死体が誰なのかは双方とも知らない事になるし、同行しているのが涼子のチャート１５バッドエンド盗聴器未発見パターンで進行。
梨恵を発見
日野章介の腐乱死体と、梨恵を見つけるまではチャート１５参照。腐敗臭がすごいけど、梨恵が殺されていたとしてもそんなに早く腐るわけはない…と、奥の部屋で幸いまだ生きている梨恵を発見。
梨恵を救出
衰弱した様子の梨恵を抱えるようにして肩を貸し、地下を脱出。脱出しながら、双子の妹の存在や鍵を奪った経緯などを確認。梨恵と智恵は二人で入れ替わりながら看護婦を務め、両親の死の真実を探っていたようです。でも、いくら瓜二つの一卵性双生児とは言っても、身近で接していると違いがはっきり判るし（昔、双子の同級生がいたから）、知ってて知らない振りをしていた人もいたんじゃないかと思うけど。
捕らえられた梨恵は妹の智恵の身の安全を盾に手紙を書くよう亜希子に強要され、当然その内容は…梨恵が院長を殺したと告白させるもの。事は済んだとでも言うような、先だっての亜希子の態度の裏には、その手紙ですべてにケリをつけるつもりだ…というのがあったようです。
そして梨恵に対する最後の質問は…両親の死因が輸血ミスだったという事実が出てきたら、院長を殺害するつもりだったのか？…というもの。双子である事を利用してまで病院を探っていたのだから、その気が全くなかったとは言えないだろうけど、実際に手が下せたとも思えないから…微妙なトコですかねぇ。彼女は言い澱みつつも「真実が知りたかっただけ」と答えるので「そうか…では二度と聞くまい」と、それ以上の話は打ち切り、地下から狭い階段を押し合いへし合いしながら休憩室へ。
…た、助かった…と何やらホッとしてしまうけど、助かったのは主人公じゃなくて梨恵なのに、ついついそう思ってしまうのは何故だろーか。
ゴミ集積場の場所を梨恵に聞く
チャート１５でゴミ集積場に行ってない場合は、ここで梨恵に場所を教えてもらえます。もちろん捨てられたという手紙や桃子の日記を探すためだから、桃子の部屋に行って彼女と話した事がないと出現しない会話。梨恵は涼子が家まで送っていくことに。
ゴミ集積場に行く
ゴミ集積場には鍵がかかっていて、既に深夜であるため暗いので、苦労しながらも鍵穴に合う鍵を見つけて中のゴミを……まぁ、気が遠くなって呆然とするくらいには大量にあるだろうねぇ、やっぱり。今ここで探すのは困難なので、明日涼子に手伝ってもらうことにします。
千里に会う
病室へ戻る途中、千里に廊下で会うと、「相談したい事がある」と言ってきます。どうやら琢磨呂が戻ってくるのを待っていたようでもあるけど…。
２０８号室で千里と話す
いつもの幼げな可愛らしい笑顔がなく憔悴した感じの千里は、梨恵が戻ってこない事を気に病んでいる様子。例の２０８号室で話をすることにしますが…彼女は唐突に「院長先生は殺されたんですか？」と訊いてきます。何故そんな事を気にするのか問うと、梨恵がいなくなってしまったし…という、どこがどう関連があるんだか不明な返答。
おまけにいきなり涙をぽろぽろこぼして、本当は言いたい事があるんだけど言えない…という感じで、「恐いんです…」と、子供みたいに泣きじゃるばかり。何が恐いのか訊いても要領を得ない上にしがみつかれた挙句、ついでに勢いでナース服のホックとボタンが、ぷっちん…と。いや、ほら、彼女豊満だし。まぁ、いくらなんでも服が肩まではずり落ちないんじゃないかと思うが、そんなとこにリアルさを要求するのは意味がないっつーか、このテのゲームではむしろ敵。ちょっと屈んだくらいで、いちいちぱんつ見えないって…とか思うけどさ。
彼女の要望に応える
こっちを選んでも話を聞く以上のことはない（ＣＧはあるが）けど、最後の最後でコケたくなかったら、彼女の要望に応えておきましょう。実際に何の要望に応えた事になるのかは、よく分かんなかったりするが。桃子が一番好きな看護婦は千里だと言っていたし、どうやら落ち着いたらしい千里に、桃子について質問。
「王子様について」「日記帳について」「カレンダーの×印について」「手紙について」が質問事項。日記を書くように勧めたのは千里だけど、本当に日記を書いていたかどうかは知らず、見た事もないようです。が、日記などは人目に触れる所に置くようなものじゃないから、桃子の部屋の熊さんのポケット（彼女の病室には、オーバーオールを着たぬいぐるみの熊さんが冷蔵庫＋テレビの上に置かれている）にでも隠していたのかも…との千里の意見。他の事については全く知らない様子。
…にしても。梨恵と違って、すげーポーカーフェイス。亜希子にすら勝ってるよなぁ。
桃子に会う
病室へ戻ろうとすると廊下で桃子に会います。千里の相談をハナから断ると、一旦病室へ戻った後に廊下から車椅子の音が。寝付けないらしい桃子は「探偵さんに会いたくなって…」と可愛らしい事を言ってくれるけど、深夜でもあり疲れてる琢磨呂は、ちょっと冷たいあしらい方。
……ホントに会いに来ただけなのかどうかは…わからないしねぇ…。
病室に戻る
とりあえず千里を帰らせて、自身も病室に戻る事にします。梨恵を救出し、謎のいくつかは解決したものの、院長が他殺だという証明は未だ出来ていない…と思考を廻らしながら、…すべては……明日。
亜希子と栄作が現れる
縛られた梨恵を発見すると、ボウガンを構えた栄作、続いて亜希子が登場。栄作に待ち伏せさせていたようです。ここでは捜査上の疑問の一つではあったものの、他では多分出てこなかった（気がする）「梨恵の両親がこの病院で死亡していることを何故教えなかったのか」について、亜希子に訊く場面があります。
梨恵には動機があるという、有益な情報のひとつである筈の事を亜希子が黙っていたのは、彼女が望む以上に琢磨呂が余計な事まで知ってしまいそうだから…らしいけど、だったら依頼しなきゃいいだろーに。でも元々は監視する目的もあったようなので、盗聴器はその為の小道具だったから…彼らの企てが最も功を奏した形になるのが、この展開だと言えますが。
エンディング№６
チャート８で美保を助けてない、またはチャート１３で美保と約束してない（チャート１０で桃子の部屋に行ってない）と、必然的に盗聴器が発見できず、最終的にはここでエンディングになります。
エンディング№３＋№５Ａの別バージョンって感じで、こっちでは梨恵と涼子が床に倒れていて…やっぱり今日から３人揃って行方不明。亜希子のサービスもやや違います。オトナな紫の下着をちらっと…ってそれだけ～？
「いいかい、問題は千里……じゃなかった、美保ちゃんなんだよ」と、四六時中千里の事しか考えてないらしい譲治のヒントコーナー。これは当然、美保に関らないと盗聴器が発見できないから。まぁ、桃子に会ってないという初歩的なものでも、そこまでのシナリオ中のバッドエンド条件を運良くすり抜ければ最終チャート前までは一応行けてしまったりするけど、普通にプレイしててこのエンディングまで来るのは結構困難なのではないかと。