病室　　勉造が来訪

朝っぱらから勉造が「警察が本格的に動き出した」と、病室へ来訪。検死の結果が麻薬絡み…とくれば、他殺か自殺かは別にしても、捜査の手が入るのは当然だし。先だって依頼した指紋の鑑定は、勉造が知り合いの鑑識に頼んでくれてるとかで、その結果が出るのは今日の夕方。昨夜、美保と会ってメスを入手していると、ついでにこれも…と指紋の鑑定を依頼。

同室の譲治くんが「おはよー」と元気良く朝の挨拶をしてくれますが、やっぱり「寝てろ」と「さっき起きたばかりだよっ」といういつもの会話が。譲治は事件に直接関係のないキャラだけど、可愛げがあるし、病室にこの子がいるとちょっと安心する…みたいなところがあるかも。

琢磨呂に残された時間は、今日と明日の二日間。要点を絞っての捜査方針をとる事にして、本日の行動開始。

　

西条に会う（行動開始直後）

行動を開始すると、廊下でボンボン主任に遭遇。「我々の合理的な捜査の前には、お前一人の力など歯が立つわけがない」と嫌味をぬかしてくれますが、いくら捜査が合理的でも顔だけのおバカさんじゃ情報を生かすことも出来ないでしょ。どうやら涼子はこの件から下ろされてしまったようで、ボンボン主任が事件を担当することになったらしいですが…。

　

西条に会う（自動販売機前 / 院長室）

再遭遇。まぁ、同じく病院内をうろついて捜査してるんだから、あちこちで会う事になるけど。せっかく好意でホット青汁をおごってあげたのに、飲まずに行くとは無礼なヤツめ。

院長室前で会うと、さっさと手を引けとばかりにぐずぐずぬかしてくれるので、ちょっと脅かしといてあげます。相手は怪我人だというのに、西条クンはよっぽど腕力に自信がないらしい。その程度じゃ一般人の素行調査はできても、犯罪絡みの事件には手を出さない方がいいんじゃないかと思うが。

　

休憩室を調べる

以前調べた以上のことは何も出てこないけど、美保から聞いた話によればキャビネットの中には麻薬のアンプルがあった筈。しかし検死の結果が出るまで麻薬の事が明るみに出なかったという事は、この中は空だった…。で、もしもここに誰かが毒物のアンプルを混ぜておけば…院長がそれを使用して死んだ可能性もある、と思いつきます。

　

屋上を調べる

屋上を、くまなくスミズミまで這いつくばって調べてみますが、以前調べた以上の物は何もナシ。

　

美保に会う

移動する際にロビーを通りかかると、迷子をなだめている美保を見かけます。

ガキ「あーん、ママーっ !!」
美保「平気よ、すぐにおねーさんが見つけてあげるから」

泣いてる男の子の固有名詞が「ガキ」ってあたりが微妙に笑えるけど。

　

涼子に会う（屋上 / 自動販売機前）

自動販売機前か屋上で、いつもと違った穏やかな口調の涼子に会います。自販機でココア（コーヒー類とかホット青汁が嫌いなら紅茶かと思ってたけど、ココア派）を買って、その後、屋上で飲んでたことになります。屋上の場合は「こんな場所も…捜査の対象なの？」と訊いてきますが、修行が足りないよーですね、涼子くん。実際にここで手掛りを発見してるんだから。この一件から下ろされた…と、仕方ないって感じで無理に微笑みつつも、瞳に悔しそうな色を滲ませながら

「でも探偵としての誇りは捨てなかったんだから…後悔はしてないわ」

という意味不明の言葉を残して彼女はその場を立ち去りますが、屋上とロビーの両方で会うと「つまり、あなたに対して負けたくないって事」というセリフも聞けます。

　

千里に会う（屋上 / 自動販売機前）

屋上か自動販売機前で少し話をするだけですが、千里は何やら深刻な顔をして考え事をしていた様子。今日は外来が忙しく、美保ともどもそちらの手伝いに行ってるようです。

梨恵から鍵を取り戻さなかった場合は、千里の言うには、今日の梨恵は仕事もしないで病院内をうろうろしていて、どうも様子がおかしい…との事ですが…。

　

西条と梨恵に会う

西条の方も聞き込みの最中のようですが、無視して梨恵に鍵の事を再度質問。ボンボンはやはりボンボンで、なんか子供みたいなんだよねぇ、いい歳して。無視されて掴みかかってきた西条の足を引っ掛けて（複数回）、やっぱり無視して梨恵との会話を進行するけど、結局何も教えてもらえず。で、ようやく存在に気付いたかのようにボンボン主任と…この人と話すと皆が漫才まがいの会話になってしまうのは何故だろーか。何かとイヤミなお坊ちゃんだけど、根がバカ正直でもあるようなので嫌いじゃないけど。

　

梨恵と話す（鍵を持ち出したのは誰か）

ナースセンターに行って、鍵を誰に持ち出させたかを再度聞き出そうとしますが「その事だけは言えません」と突っぱねてくるので、男の魅力で実力行使に出るか素直に諦めるか…だけど、どっちにしても教えてはもらえません。

　

梨恵と話す（日野章介について）

美保に訊こうとナースセンターに行ってみたものの彼女はおらず、ついでだからと梨恵に訊いてみます。日野章介は内科の医師で半年前に病院を辞めたという事ですが、突然いなくなって、辞めたらしいのは美保からの話によるもの。梨恵の日野章介に対する印象は、（美保の前ではネコかぶってたようだけど）「口の利き方などが乱暴で、恐い感じのする先生だった」との事。そりゃ亜希子サマを強請ったくらいだもんねぇ…身の程知らず極まりないけどさ。

　

亜希子に質問

ここでの亜希子への質問は、これまでの捜査で判った事のうち、彼女が隠している、または嘘を言っていると思われる部分を問うものとなります。よって、元の情報自体を得てないと質問すべきことが表示されず、亜希子にバカにしたよーな冷淡な態度をとられてしまいます。

梨恵を屋上に呼び出したのは何故か尋ねると、いつも冷静沈着な彼女に微妙な表情の変化が。煙草に挟まっていたメモについて知らないと言ったのは、主人の死と牧野梨恵を呼び出した事には関係がないからだ、との事ですが…いや、だってねぇ…知ってて知らないと言ったからには、当然何かあるって事になるでしょ。しかも約束の時間が、院長と梨恵の双方とも１０分の差しかない…つまりほぼ同じ時刻に別の人間と会う約束をしたってことだから、どう考えてもおかしいしぃ〜。

その辺りを訊ねると、初めて聞いたかもって感じの、亜希子サマのややうろたえたような声。答えに窮している様子の亜希子に、栄作が「自分が奥様の代わりに屋上へ行くつもりだった」と助け舟。

…では、院長の死体を発見した時、そこの執事と一緒だったのではないのか？と訊くと、これも初めてだと思われるけど、彼女の顔色が変わります。栄作ともども痛いところを突かれたような様子で「誰かしら…そんな適当な事を言う人は」と、一応はとぼけているものの、今まで一度も聞いたことのない声の震えようなので、アヤしい事この上なし。

退出間際に彼女は「私が主人を殺したのなら…あなたに仕事を依頼すると思います？」と訊いてきますが…まぁ、状況から言って院長を直接殺害した訳ではないとしても、知られるとマズい事を沢山抱えてそうなのは分かるからねぇ。他殺である事を証明してくれるのを期待すると同時に、自身が破滅することも含めて、やはり誰に運が傾くかを愉しんでいるようにも思えます。

　

桃子と話す

桃子の部屋に行ってみると、ちょうど加奈がお見舞いにきてたとこ。しばらく席を外してもらって、桃子と話をすることに。先日倒れてから病室から出るのを禁じられたようですが…。（とか言いながら出てたよねぇ、夜中に…）

「×印のことは誰にも言えない、きっと死ぬまで言えないと思う」という彼女に、「ではヒントをくれ」と、一種の誘導尋問を試みるものの

「千里さんが、探偵さんは頭がいいから、余計な事を言わないほうがいいって」

……ここでの主人公はその事自体には言及してないけど…これは…ちょっと待て、と言いたくなるセリフ。つまり千里には、桃子に余計な事を言われると困る理由がある…ということになるわけだし。それはともかく、他にも院長のことなどを質問してみますが、桃子は院長の事が嫌いだったらしく（好きな人はいそうにないけど）、好きな看護婦は千里で、院長夫人は知らないけど見てみたい…とあまり実のある会話にはならないけど、琢磨呂と話がしたいらしい桃子は瞳をきらきらさせて質問を期待しているもんだから、ついつい世間話めいた事にまで話が及ぶ始末。

例の「王子様」については新たな事実が判明。彼女の王子様は妄想の産物ではなく、「手紙をくれる」というからには実在しているようです。しかもその王子様が、手紙や桃子が付けていた日記は捨てるようにと書いてきたというから…アヤしすぎ。で、どさくさに紛れて×印の事を質問してみますが、残念ながら引っかかってはくれないよーです。

　

加奈と話す

桃子の部屋を出たあと、廊下で加奈と少し会話。彼女は自分のポニーテールをぱたぱた振る癖があって、その仕草を想像すると妙に可愛らしいですが。加奈の話によると、桃子は「探偵さん」の事が好きらしく、琢磨呂の話ばかりしているようです。

　

千里に会う（桃子の部屋）

通常は加奈と桃子に会うけど、ここでだけ千里と桃子が一緒のシーンが見れます。

　

梨恵に会う

何か言いたそうに「じ…実は…」とか言いかけながら、「何でもないです」と立ち去る梨恵は、ナースシューズではなく例のゴム底の上履き姿。千里に後で話を聞いていれば、彼女の言う通り様子がおかしいようだけど、よく考えるといつも様子がおかしい人なので（まぁ…実はアレだし）、気にしても仕方ない気もするが。

　

鍵を渡される

鍵を梨恵から取り戻してない場合は、院長室で亜希子から「忘れ物ですわよ…」と盗まれた筈の鍵を渡されます。亜希子の軽蔑したような視線がイタいけど…彼女が何故これを持っているのかは、今のところは謎。

　

ナースシューズ発見

亜希子から鍵を渡された後なら、休憩室を再調査する事が可能。以前調べた時にはなかった、何かをベッドまで引き摺ったような跡と、ナースシューズが片方、床に転がっているのを発見。ここで何かがあった…のは明白。

　

御子柴に会う

看護婦不在のナースセンターをついでに調べようとすると、足音が。咄嗟に隠れると、どこかで聞いたような声で

「美保ちゃんはいないのか…せっかく花束を持ってきたのに」

…………。その声は琢磨呂を非情にも追い出した御子柴。突然姿を現した琢磨呂に硬直する御子柴さんは、妻子ある身で女の子に花束など贈って言い寄っていたという事実が判明。ま、弱みを握ったからには、いずれそのネタを使わせて頂きましょう…と言いたいとこだけど、ここ…バッドエンドルートだし…。