病室　　鍵を紛失

今日も捜査に精を出そうと、早速行動開始…と思ったら、預かった鍵の束が紛失。昨夜眠っている間か、病室を空けた際に盗まれたようです。てゆーか、持ち歩いてなかったんですかねぇ。天才的な探偵にあるまじき失態。譲治に訊ねてみると、昨夜は空腹でなかなか寝付けなかった彼は、夜中にこの病室を覗いていた人物…「歯が出てて、オカルト映画に出てくるような小男」を目撃したらしいです。そんなヤツは一人しかいないけど。しかし覗いただけで室内には入らず、時間は梨恵に起こされる前の午前０時頃。元々栄作から預かった鍵だから、彼が持ち出したとは考えにくいが…。

　

加奈とぶつかる

廊下で再び加奈と衝突。あの車椅子の少女の友人らしく、桃子が病室で突然倒れてしまったと慌てふためいてる彼女。ここで桃子の部屋に行くか、自分がナースセンターに知らせに行くか、加奈に看護婦を呼べと言うだけか…の選択があります。桃子とこれまでに会った事がないと、強制的に選択なしで通過。

　

加奈と一緒に桃子の部屋へ行く

時折見かけていた、何故だか気になる哀しげな表情の少女…桃子の病室は琢磨呂の部屋の３つ隣。個室であるらしい彼女の部屋には、テレビや冷蔵庫の家電製品や大きな熊のぬいぐるみが置かれてます。貧血か何かで倒れたらしい桃子をベッドに運んで、看護婦を呼ぼうとブザーを…押す前に、せっかちな加奈はナースセンターへ向かってダッシュ。また誰かとぶつかってるのではないだろーか…とか、つい思ってしまうが。

悪い夢でも見ているのか、何かを掴もうとする桃子の手を「ふん…こういうのは苦手だ」とか言いつつ握ってやったりしてますが、枕元にある卓上カレンダーに目をやると、ちょっと気になる×印が一週間に一回ほどの割合で記入。どこが気になるかと言うと、３月２１日にも付けられているその×印は、それ以降ひとつも付けられてない…って事。

で、うなされている様子の桃子が口にしたのは「…た、助けて、王子様」という、唐突とも思えるめるへんちっくな単語。身体を楽にさせようと胸元を緩めて…思ったら、美保と加奈が駆けつけてきて、何やら誤解されてしまうけど。

目を覚ました桃子は、誰かが手を握ってくれた…と、「もしかして、私の王子様かしら？ 探偵さんが…王子様だったの？」………。一応ハードボイルドを目指しているであろう、その「探偵さん」には、異世界の言語に聞こえて、絶句したんじゃないかと思われます。

　

梨恵に会う

亜希子の予定を訊ねると、今日は病院には来ないとのこと。チャート８で梨恵を振り切って院長室に行った場合は、昨夜の話については「もういいんです」と素っ気なく行き過ぎてしまう彼女。…にしてもどうも、やっぱり様子がおかしい感じ。

　

美保と約束

先の選択で加奈を手伝ってあげないと「加奈が相手にしてもらえなかったと言っていた」と美保に言われますが…構ってあげたくても、桃子を知らないと選択の余地がないっつーの。

話したいことがあるという美保と、例の空室で深夜に会う約束をします。加奈と一緒に桃子の部屋に行くと、必然的に約束イベントが発生。それ以外で美保との約束が出来るのは、２番め以降のナースセンターになるので、加奈に手を貸さないか、桃子と面識がない場合に限られます。ナースセンターでの約束は、チャート８で彼女を助けていないと起きません。

　

千里と話す

何か思い出した事や気付いた事がないか訊こうとしますが、あまり話したさそーではない雰囲気。まぁ、同僚のいるとこでは皆話したがらないから仕方ないけど。ここで千里と話すのは、美保との約束の後になる場合が殆どだから、千里にとっては、話したい事があったけどタイミングが合わなかった…ってこと（同時に両者との約束は出来ないので）になりますか。

　

加奈に会う

ぶつかった折にナースセンターに知らせに行ってあげるか、桃子の部屋に一緒に行くと「おじさんって優しいね」で、彼女に構ってやらないと「おぢさんって冷たいわよ、私が助けを求めても無視するんだから」と膨れっ面。だから選択の余地がない時もあるっつーの。でもまぁ、見知らぬ他人が病院内で危篤になったところで、日常茶飯事な訳で、騒ぐ人はまずいないと思うから理に適っている気はするけど。

ついでに「ふーんだ、桃子ちゃんに思いっきり悪口を言っちゃった」という、分かる人には分かる縁起でもない嫌なコト言ってくれます。

　

千里と約束

一番最初にナースセンターを訪れた場合のみ、千里との約束が可能。つまり、桃子の部屋に行かないか、自身でナースセンターに知らせた時だけ。チャート６の屋上での会話をしなかった場合は、ここで同様の会話があります。で、話したいことがあるという千里と、深夜の１時にナースセンターで会う約束をします。

これまでに千里を助けていて、ある程度親しくなってると、過去に琢磨呂が何度も迷宮入りしそうになった事件を解決した事があると、友人に聞いた…という話も聞けます。今更だけど、事実だったんですねぇ。…まぁ、涼子も以前そういうコト言ってたし…。

　

涼子に会う

追い返されたボンボン主任と涼子ですが、西条はこの事件の担当ではないので、事務所に帰った模様。パパに言いつけてるトコですかねぇ。

涼子の方は「お金で話をつけようなんて思ってない」そうですが、じゃあどうやって話をつけようと思っていたのか？という問いには、口頭で説得するつもりだった…と、実際には特に考えてなかったんじゃないかって気がする返答。手を引けと口で説明されて依頼を投げ出すなど、探偵ではない、みたいな意味の事を琢磨呂に言われ「わ、私だって…」と、何かを言いかけて、怒ったよーなカオして行ってしまいますが…。

この辺りからの主人公は、真実に迫るにつれてか、天才的且つ誇り高い探偵の面を見せ始めるので、何やら真面目でカッコイイ台詞がチラホラと聞けます。譲治くんにも拍手してもらったし。

　

廊下で譲治と会う

千里と何を話していたのか（チャート９での千里との会話）と譲治に問われた際、お前の事を褒めてやっていたとか、千里もお前をちらちら見ながら赤くなってた（ウソだけど）みたいなコト言うと、あっさり舞い上がってた譲治。院長室へ行った後、病室に戻るを選択すると、シアワセそうに顔を綻ばせてる彼と廊下で会います。

　

病室へ戻る

一通り聞き込みを終えて病室に戻ると、廊下から「がらん、ごろん」と聞き慣れたロンドンブーツの足音が。