「……約束したよね。僕が貴女を守るって。僕は今度こそ約束を守る !! 」

あー、はいはい。約束ってのは一度守らなかったら既に無効なんじゃないかと思うが、まぁ、大目に見てあげましょう。世の中それじゃ通用しない場合も多々あるので（取り返しが付くと思ってるのは大抵本人だけだったりするとか）、安請け合いはするなって事でしょうか。



絶望の夜クロウは、本体の絶望がサムライにあたり、ヤイバがサクラ。戦い方が分かっているならともかく、初回プレイ時は大抵苦戦するでしょう。ウチじゃ初回時は回復アイテムが尽きかけて、何とかギリギリのトコで倒したって感じだったし。

世界を救う究極の歌唱術だというフレコミの白のガイストが、敵のヤイバの覇気を回復する歌唱術（ちなみにクロウ戦以外でも有効）だという事から、ここはヤイバであるサクラを倒さずに本体のクロウを倒す、という訳で、真のエンディングへはそれ相応の準備がないと苦戦必至。

サクラを倒してしまうか、主人公が敗北してしまうとバッドエンドとなってやり直し。でも何故かヤイバの信頼低下や桜×桜入手のメッセージは出る。データロードになるから無関係なんだけど。サクラを倒した場合と主人公が敗北した場合とではエンディングは異なります。



手持ちのヤイバが全て「倒」になってしまっただけの状態だと、コテツ、フェイ、ユウキまたはムラマサが順次ヤイバとなって援護。主人公の段位によって差があるかも知れないけど、ここで試した時の３人は４０〜４５段で、パラメーターは２５０〜３００程度と取り立てて強い訳じゃないが、いずれも貫通技が使えるので、もう一息という所でヤイバがなくなってしまった時のお助けシステムですかね。

３番手であるユウキまたはムラマサが倒れると、更にキンジとかリンゼとかハジメとかトーカとか…は助けてくれないんだよねぇ。アンタら観戦と応援だけかいな。

所持している剣術は、コテツが真空斬上、Ｖ字斬り、兜割り、七つ星、奥義 八咫の鏡、フェイは真空薙ぎ、絶対零度、日輪十字斬、強制退去、奥義 金剛塵、ユウキ（ムラマサの場合は同じかどうか現状では再確認できないので不明）、真空斬り、核融合、拳王閃、闇討ち、奥義 天上天下。

ところで、ウチじゃコテツとユウキは信頼１００なのにフェイだけ何故か５０だったけど、イマイチ意図不明な選択肢とか属性とかでこの辺が変わったりするのかも？



バッドエンディングに関しては、主人公が敗北して地球が滅びればサナトリウム送りもないワケで、まぁ、それでバッドエンドになってもアキラのお陰で地球外に退去させられていた人だけは助かるから、いっそのことそれで終わった方がいいかも〜とすら思えますが。

サクラを倒しちゃった場合は、一応クロウを倒した事になるから、その場での地球滅亡は回避。しかし御柱が枯れることによって結果的に地球は滅び、人類はファンタシースターよろしくアテのない宇宙の放浪者に。でも真のエンディングでも御柱は枯れ始めることになってるから（ヒミツ１２０の美学のセト関連のイベント）、実際に地球を救うのは主人公ではなくセト先生になるんじゃないでしょーかねぇ？



絶望の夜・クロウ戦の円卓属性は闇、サクラは愛属性（龍の裏声で確認すると黒愛・４４段・剣術６らしい）だから、直接本体にダメージを与えるには貫通技か、円卓属性を変えて（愛の円卓はデメリットの方が高いから、それ以外）属性攻撃を行うことで貫通効果を得る事も出来ます。

円卓属性を変更した場合のクロウ本体に対するダメージの効率は貫通技より高い（奥義レベルなら一度にクロウの覇気を半分ぐらい削れる）とは言え、闇以外の円卓ではこちらも技によっては貫通ダメージを受けてしまい、クリティカルをもらうと危険だし、白のガイストが主人公の覇気を大きく消費する為、円卓は闇のままの方がどちらかと言えば安全。

ウチでは使用ヤイバは当然大怪獣アキラくんだが、ヤイバの覇気はクロウの奥義と通常技の連続を防げなかった場合に備えて１３００前後からそれ以上、主人公は覇気が１０００以上あれば万一奥義を喰らっても耐えられる筈。まぁ、奥義は事前に阻止が可能だから、それさえ避ければ上記以下でも勝てない事はないでしょう。

大怪獣テンザンはパラメーターがたいして高くなってはくれないのが難だけど…攻撃力は上限の３９９、防御力や素早さは３００以下だけど１体で十分。とりあえずこれさえあれば苦戦せずにクロウを倒せる（ハズの）品揃えは、装備品は「龍王の冠」、剣術に「時空斬」等の貫通技か貫通効果のある奥義、歌唱術に「白のガイスト」「必殺 風の凱歌」「奥義 銀河流星雨」、あと回復アイテムと同調率を上げる吉備団子。

まぁ、実際には歌唱術とアイテムのみでも殆ど勝ったも同然の状態に持っていけるので、世界を救うのはやはり歌唱術なんでしょーかねぇ？　…とゆーワケで……いきます !!



「アキラ抜刀 !! 」
ただこれをやりたいが為だけにトキオ戦で抜刀しないヤツ。いいんだよ、この日の為にここまで来たんだから。



クロウが通常使ってくる「挫折の逆風」「絶望の涙」「自己の喪失」など（後ろ向きで卑屈な技名ばっかり…）はステータス異常＋約２５０〜３５０ダメージ、「奥義 絶望の夜」は眠＋貫通で約９００ダメージ。「奥義 絶望の夜」を喰らうと覇気が１０００以下のヤイバは一撃で倒状態になる可能性がある為、クロウの同調率が１００に近くなったら「忘」効果のある技で阻止。

仙台のページで前述している「必殺 風の凱歌」なら主人公の覇気消費のみで同調率７０低下＋忘の効果があるので、サクラとヤイバの覇気が減少してしまう雷牙などの攻撃技よりは便利かと。「挫折の逆風」「絶望の涙」「自己の喪失」はいずれも高確率でステータス異常を受け、「凍」や「毒」はまだいいが、「忘」は困るから、龍王の冠がない場合は最低でも「忘」を防げる神器（記憶の鍵束）が欲しい。

…で、時空斬で地道に攻撃…でもＯＫだけど、攻撃力の高い貫通技は消費覇気が高く回復頻度が増してしまうので、アイテムで同調率を上げて、まずは銀河流星雨。覇気の現在値が高いほどダメージが高いから、当然初っ端から使うのがオススメ。銀河流星雨を使うメリットは、とりあえず複数回使ってもうっかりサクラを倒してしまう事がないという、まぁ、安全策というか。

銀河流星雨はこちらのヤイバの覇気も半減してしまう為、使うタイミングを誤らない事と、半減した状態で万一先制攻撃を受けても耐えられるヤイバの覇気の高さが必要。クロウの覇気を大きく削れてサクラを倒す心配がなく、その間は白のガイストを使う必要がないから、ある程度はヤイバの回復を癒しの声で補えるし。アイテムのみの回復は消費が激しく、糖花や虹は高価でそうそう大量に用意できるものではないので、なるべく節約しないとアイテム切れになりかねない。

ヤイバの覇気が低めなら、貫通効果のある奥義を制作して使った方が安全。奥義の攻撃力によっては何度も使えないというのがあるから、同調率が上がってもムダになる場合があるけど。とりあえず銀河流星雨と風の凱歌だけでもクロウを瀕死状態にすることは出来るが、多少は攻撃しないとつまんないしー。



サクラの覇気が減少すると、トーカさんから
「…マズイわね。このままじゃサクラまで倒してしまうわ !! サクラの背後の絶望だけを、貫通攻撃して !! 」
というアドバイスがきますが、外野からの応援はサクラや主人公の状態によって入るようなので

トーカ 「…マズイわね。このままじゃサクラまで倒してしまうわ !! サクラの背後の絶望だけを、貫通攻撃して !! 」
リンゼ 「サクラ様 !! 絶望の闇に心を奪われてはなりません !! マサムネ殿を信じるでござる !! 」
トーカ 「…マズイわね。このままじゃサクラまで倒してしまうわ !! サクラの背後の絶望だけを、貫通攻撃して !! 」
ハジメ 「サクラ !! マサムネ !! わしらがついておるぞ !! わしらはみんな仲間じゃあ !!! 」
トーカ 「…マズイわね。このままじゃサクラまで倒してしまうわ !! サクラの背後の絶望だけを、貫通攻撃して !! 」
キンジ 「マサムネ !! シバもお前と共にある !! お前なら出来る !! 」
トーカ 「…マズイわね。このままじゃサクラまで倒してしまうわ !! サクラの背後の絶望だけを、貫通攻撃して !! 」

マサムネ 「がーーっ、おかーさん、うるさいっ !!! 分かったから、おじさん達も黙っててよ、気が散るーっ !!!!!!! 」
…などと言いたくなったり。いや、苦戦してる場合は笑えないんですよねぇ、これが。アンタら人の足引っ張って楽しいんかい、みたいな。



クロウとサクラの覇気が１/４程度になった辺りで白のガイストを使ってサクラを回復。攻撃しながら白のガイストを使うより、ここは自身とヤイバとサクラの回復のみに集中。白のガイストは主人公の覇気を消費する為、風の凱歌はいつでも使えるよう残量に注意。サクラを概ね半分くらい回復したら、あとは攻撃あるのみ。奥義のクリティカルはないみたいだからダメージが計りやすいが、通常の技でクリティカルを出すとマズい事もあるので、サクラの覇気には気を配っておきましょう。

時空斬時空斬時空斬…で同調率が１００になったトコで、やはり最後はここで使わずして何処で使う、つーかその為に制作した奥義ムラクモでトドメ。お気に入りエクスのページに書いているけど、これでようやく溜飲が下がった気がしたもんです。

主人公たちはトキオに騙されて大して意味のない争いをしていたくせに、その辺りはわざとらしくスルーだから、代わりに少なくともプレイヤーぐらいは、アキラ達を悼んであげてもいいでしょ。まぁ、こういうのって制作サイドの方がどの程度プレイヤーの意識を想定しているのか分からないけど、どんな事情があろうと敵対者だったから仕方ないと、割り切ってそれきり忘れてくれるとは限らないんですよ。



高価な回復アイテム使いまくって、しかも地球を滅亡から救ったのに、賞金がたったの８８０Ｇというのは何やら納得いかんが…クロウを倒すとオープニングの再現…みたいな感じで、泣いている少女は何も憶えておらず、絶望も希望もない夢の中に逃避しちゃったらしい。その割りにサクラはダダもこねずにあっさり自分を取り戻して全てを思い出してくれたりするが、「自分自身から目を逸らしても何も解決しない !! 」と、珍しく主人公の手厳しい叱咤のセリフがあったりして、タダのボンヤリくんで終わらなくて良かったよ、一応主人公だし。

自らの絶望を越えて、「絶望の夜のサクラ」が絶望の涙ではなく、希望の涙を流した時…
彼女は「希望の朝のサクラ」として生まれ変わり ──


「一生私を守ってくれる？」
「もちろん / それは分からない」



…………呆気にとられましたね・その２。そりゃサクラは５０００年以上生きてる（？）みたいだから、時間感覚が違うのかも知れないが、人は考え方も生き方も歳を経るにつれて変わっていくもんだから、生まれて１０年かそこらしか経ってない相手にそんなコト訊いたって。しかも有無を言わさず「これからは２人で２人の世界を作って行きましょう」とか言われちゃうし。そーいや、天人って寿命はどうなんですかねぇ？シバは人間とあんまり変わらないみたいだったけど。

まぁ、個人的にはアキラの為だけに戦ったといっても過言ではないから、それが達成できたなら良しとして……ああやっぱりバッドエンドでいいよ、もう。



一応、この後に続けてプレイすることが出来ますが、エクスの蒐集やヒミツが主体となるので、ストーリー自体はここで終了となります。…で、ちょっと気になるのが、黒桜と桜守という存在。要人調書でもこの２人の事は謎だから、勝手に設定を推測。

トキオは自身のことを「桜守の１人」だと言い、サクラは「５０００年以上昔にこの地球へと飛ばされて来た虚無の花・クロウの種」だと言っているから、一応人間と同じ姿かたちを取っているけど、彼等はいわば精霊みたいな存在じゃないかと思われます。しかも複数いるみたいだし。

つまり宇宙のどこかに咲く虚無の花は、その種を生命ある星に飛ばして、長い雌伏期間を経た後、滅亡に導く役目を持っている…と。種がすぐさま絶望の夜となる訳ではなく、時機がくるまで眠っているのは、その星が知的生命によって繁栄し、そしてやがて荒廃し衰退する…それを待っているように思われます。本来なら大戦時に滅んでた訳だし。

まぁ、滅ぼされる方は困るし、桜守であるトキオの言は自分やサクラは闇のバケモノの使者だと言っているけど、虚無の花が人工物でないなら、その役割は宇宙における淘汰なのかも。黒桜の種に希望を与える事ができるかどうかは、人が自身に生命を与えてくれた星を守りたいと願い、未来に希望を持てるか否か…それを試されているってとこでしょう。今の地球も、どこかで眠っているかも知れない眠り姫に、絶望されないようにしないと…。