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物語の序盤は旧約聖書が基本ベース。当然、実際の記述とは内容が違いますが。カナンの地はヨルダンの西の死海周辺の一帯で、南に現在は世界情勢では常に話題に上る、パレスチナ自治区の…ガザ…という都市が。……偶然です。
シオンはエルサレム東南の丘の名称で、後に聖都エルサレムやその民、神殿などを指す言葉になったものだとか。ここでは、ある神サマの名前だったりもします。 聖書のエピソードは、ファンタジー系の物語ではローカライズされてよく使われているので、一読してると何かと理解しやすかったりします。かなーり根気の要るテキスト量だけど、神話伝承の物語としても、歴史書としてもなかなか面白いものだし。 まぁ…昔の話なので、現在の価値観から言えば釈然としない事が歴然と正当化されてたりする辺りは、個人的にはちょっと…って部分もあるけど。で、その神様の決めた事だってのを２０００年近く経って押し通して現実世界のカナンはあんな事になってるし。 街の外には今は通せんぼされて出られません。「そなた疲れている様子じゃの？まずは宿屋に泊まり休む事じゃ」だって。はいはい、泊まればいいんでショ。 |
その夜、これまでの事や今後の事を考えてると、なにやら物音が…。そしてアヤしげな青いローブの人影が深夜の宿屋の廊下を疾走。朝になって宿屋を出ようとすると……後ろに……青いローブのナゾの背後霊がくっついてくるんですけどぉ〜。やーん何コレ。
思わずダッシュ（しても離れないけど、気持ちとして走りたくなるんだよ）で街の外に出ようとするとモンスターに襲われ戦闘に。何故かパーティーの人数が…約一名増えてます。ナゾの背後霊が戦闘に参加してくれてるらしいけど。 「あーあ、見てらんねぇ」と姿を見せた青年は、見覚えのある剣を持ってます。何万という星霜を経てなお、錆一つない竜人族の技術で作られた…カイルの剣。 …らしいけど具体的にどの武器なんだか。予備に隠し持ってるらしいから、現在装備中のその辺のお店でも買えるよーなナマクラではあるまい。てゆーか、なんでそれ使わないんだっての。１０万年前のカイルもだけどさ。 それはともかく彼…ルースは竜の記憶を持っており、ある日突然天の声を聞いて、気が付いたらこの街にいて…そして主人公がそこに現れたとか。 |