んで、よくある事ですが、その知識を力に転化した当然の帰結として、滅びの道を歩むことに。生き残ったのは、文明を捨てて辺境へと落ち延びた少数の竜族だけとなり、今戦っているのはその竜族のカイルさん。相手は野人…よーするに大型のサルでしょうが、凶暴で数が多く竜族のみなさんは困っているようです。

どう見てもあんたらの方が強そうだろーが、とか言いたくなるが、知力に奢る種族はいずれ滅びるっていう破滅型文明人の典型例なので、体力も戦闘力も低下の一途を辿ったんじゃないかと思われます。

戦闘が終了すると一人の少女が倒れてるのを発見。今の人間に近い種族は現れ始めたばかりなので、カイルは見慣れない彼女を「ヘンなやつ」と思いながらも放っとくわけにもいかず、連れ帰ることに。彼女がこの物語の主人公。

目覚めた彼女はカイルに名前を訊かれますが、どうやら記憶喪失。神話世界のＲＰＧではしばしば起こることです。某ギリシャ系のアレとか。

記憶喪失というと、大抵が世界の存亡に関りそうなくらいものすごーく重要なコトを、そりゃもうきれいサッパリ他人事のごとく忘れてる場合が多いので、無理せず気長に思い出せばいいさ♪ なんて太平楽には構えていられないところです。