伏魔殿に到着したとこで、魔界神の力で復活したバビロムが御挨拶に登場。

「ついに、ここまでやって来たか。アレンよ、ガーディアンの剣士よ。しかし、おまえが魔界から生きて出ることはかなわぬぞ」

そんなのやってみなきゃわかんないでしょ。帰れなかったら、その時はその時です。あきらめはしないけど。いろいろ妨害工作してたくせに、なんかこうなる事は最初から決まっていたみたいだけど。…遥かな過去から決まっていたのかも知れませんが。



ファイナル・ステージである伏魔殿は、ステージ７と同じく、アルカエストの力によって復活したダークドラゴン、デビルゴードン、皇帝、バビロム＆バビロムフェイスが、魔界神アルカエストのいる最奥までに控えています。ステージ７と違って単なる障害物でしかなくて、なにも言ってくれないけど。長い付き合いなんだからバビロムくらいは、お別れを言ってくれればいいのに。ちょっと寂しい。

戦い方は前回とほぼ同じでＯＫだけど、若干ステージが狭くなってる気が。特にデビルゴードン戦はコウモリ分身攻撃の回避がちょっと困難。ジャンプパネルやダッシュパネルがあるけど、タイミングや方向を誤ると、何しろ狭いので敵のいるトコに突っ込むことが。実際、突っ込んだことがあるんだが（バカ）。皇帝には入手済みのブレイド風や大地を使ってみてもいいし。これらも一度勝ってるから細かいとこは省略。

そう言えば、ダークドラゴンって１０００年前の戦いのときに魔界から召喚されたものらしいけど、これを神殿に封じたのって誰なんでしょう。その時はその場にガーディアンブレイドの剣士はいなかったから、封じるのが精一杯だったと思われます。再度の封印を試みる力があったのがエリクシルだとしたら、やはり同じ血筋の彼女のご先祖ということになるんですかね。

復活した過去のボス連中を再度蹴散らし、この扉をくぐればラスボス戦、という所まで辿り着きましたが…ラスボス戦前に宝箱が２つあるけど、ＳＰ１回復のテレスマと賢者の秘石（既に所持しているとオーラブレイド）…ってそれだけ〜？ まぁ、いいでしょ。どうせ一回で勝てるとは思えないから。……覚悟を決めてっ…ガースティンがついててくれてるし、帝国の彼らのためにも、特にガザのためにもっ…行きますっ !!



「我は魔界神アルカエスト。１０００年に一度の凶星の輝きに目覚めた。人間どもの生み出す、…恨み、憎しみ、破壊…マイナスエネルギーが我の体を駆け巡る。ガーディアンブレイドの剣士！我の力の前に消し飛ぶがよい！」

ところで気になるんだけど…１０００年に一度輝く、魔界を活性化させ、世界に災いをもたらし、魔界神を目覚めさせる 「凶星」ってどういった存在なんでしょうか。まぁ、特に説明もないので想像するしかないですが…それはさて置き。

まずはアルカエスト。ちょっとグロテスクな鎧というか土偶というか、顔グラフィックはファラオの棺みたいな外観。これが開いて中身のコアが露出している時でないと、ダメージを与えることができません。風に煽られて移動が制限される魔界の風、ガーディアンのバリアでしか防げないカオス・オブ・デスがかなり嫌。自分の場合はパートナーは当然ガースティン。彼のマジックボルトはダメージは殆どないけどゼロじゃないし、何と言っても心の支えです。

コアを露出する際の攻撃チャンスがきたら、風牙飛襲剣を使用。ウチではアルカエストがステージ端に近いときは風牙飛襲剣、中央寄りなら地龍迅雷剣という感じ。カオス・オブ・デスを唱えたら、メッセージの途中でもブレイドの切り替えが出来るので、すぐにバリアと同時に迅雷剣を一発当てて、再度チャージしてアルカエストのすぐ横に待機。カオス・オブ・デス発動と終了時に鎧が一瞬開くので、それ狙い。鎧が開かず攻撃だけしてくるときは防御と回避に徹します。基本的に回復と防御以外でのＳＰ・ＭＰは使えないと思った方が良いかと。さすがにラスボスは多彩な攻撃をしてくるから、昔プレイした時どうだったのかあんまり憶えてなかったし、何度か戦ったもんだから、いーかげん要領よくなってしまった。

その要領よくなるとこに至るまでに、何度やったやら。ちなみにどのくらいやったかと言うと、第１戦のアルカエストをノーダメージで倒して、続く第２戦もオーラキュアなしで余裕で撃破、ＰＲＯでクリアは当たり前っつーくらいにだ。

地道に攻撃していき、アルカエストを撃破。第２戦開始前に回復アイテムが拾えますが、ここでは大抵ＳＰかＭＰを１つ回復出来るだけ（難度によってかなりの差がある）。要するに、第１戦で回復をほとんどせずにＳＰを温存し、第２戦ではバリアもろくろく使えないという状態でラスボスを倒さねばならず、そんでやっぱりガースティン連れて、回復が必要な場合のみエリクシルに（彼女の扱いって大抵こんなもんでしょーねぇ。それだけってゆーか…）やってもらうという、よけいに難度を上げるマネを。ええ、やってやろうじゃないの。ここまで来て引き下がれません！



第一形態のアルカエストを倒すと、極彩色というか虹色の蝶の羽を持った人型（青い肌に超ロングな金髪巻き毛って感じ）の、滅びの蝶に。何と言うか…綺麗。…だから怖かったりするけど。蝶っていうのが、また象徴的でもあります。蝶には夢見鳥という別名があるとか。「胡蝶の夢」や、心の深層、夢と現の狭間などをイメージさせます。滅びの悪夢は、破滅が待つと分かっていながら人間を魅了するほどに、美しいのかも知れません。

ここはガバリスに教えてもらった通り、フルチャージで攻撃。一応ひととおりのブレイドで試してみましたが、個人的には主にブレイド水を使用。射程が広くて、ほぼ密着した状態で水精流刃剣を当てると、炎帝百烈剣よりダメージの効率が良いようなので。接近できない時でもとりあえず一発は当てる事が出来るし。前半は稲妻攻撃しに降りてくるとこを待ち伏せて、横に廻りこんで水精流刃剣。フルチャージ状態を保って、とにかく隙あらば攻撃あるのみ。

ある程度ダメージを与えると、隕石がガシガシ落ちてくるのと、縦横に電撃が走る攻撃をしてきます。隕石は気を付けて動いていればそう当たらないけど、サンダーワイパーは運が悪いと避け切れない。通常は回避できないようならバリアを使えばいいが、ある程度は見切ることも可能だから、さすがに終いには避けれるようになってしまったけど。後半は状況に応じて、ブレイド風や大地を使用しても良いかと。当初、お互いにあと一撃で終わり、ってとこで先にダメージ喰らって、「ああああああ、あと一撃だったのにぃ〜〜」などと他人が聞いたらナニゴトかと思われるような独り言（しかもやや大声）を発した事もありましたが…。



そして……これでっ……最期っ !! 消えなさいっっ !! というプレイヤーの心の叫びと共に、最後の一撃が滅びの蝶を捕らえ…ついにラスボス撃破 !! 　これで…ガザがもう悪夢を見ずに済むのよね…などと世界の平和はどこへやら、って感じの極めて個人的な感慨に浸っていると、

「ぐ…しかし、我は、ひとりでは死なぬ。おまえの魂も、ともにカオスの中へ引きずり込んでくれるわ…。」

ああ、道連れってやつ？ まぁ、やるべき事はやったんで、仮にそうなってしまったとしても個人的には構わないけど、一応遠慮しときたいです。するとガーディアン達が、炎、水、風、大地の順に

「おまえはよくやったアレン！」
「さあ、アレン、あなたは早くここから脱出しなさい」
「後はわれわれにまかせておくのだ。カオスの世界にやつを封印する」
「さらばだ」

…と、お別れの言葉をかけて、アレンを脱出させてくれます。今まで、最初に登場したフレイムガーディアン以外喋ってくれなかったんだけど、アクアガーディアンは綺麗だし見た目女性っぽいなと思ってて、性別があるかどうかは分かりませんが、話し方からすればやはり女性型でした。

カオスの世界というのは多分、混沌の世界というより、奈落…無限の深淵タルタロスみたいなトコでしょうかね。彼らの力をもってしても、やはりアルカエストは封印するしか対処の方法がないらしい。魔界と同じく消滅させることが不可能な存在。神を殺すことは出来ないのでしょう。

ああ、行っちゃうの？ガーディアンさん達。色々お世話になりました（全くだ）。お陰でウチのアレンは、「ガーディアンブレイドの剣士」の名に恥じない、伝説の勇者としての務めを果たしました。タダで散々コキ使われた気もするけど。今は…さよならです。…はるかな未来、いつか再び凶星が輝きを増すその日まで。


ＮＥＸＴ　Ｅｎｄｉｎｇ