デモンズゲートを抜け、魔界へ到着したアレンとネヴィスの前に現れたのは、ガースティン。久し振り…でもないけど、この先からはずっと一緒にいられると思うと、気合も入ろうというものです。

「王女様の石化はとけたし、シリウスも元に戻った。マグナもおいらがなおした！みんな、いつでもアレンを助けられるよう、待機しているよ！さあ、これを使えばいつでもおいらたち、駆けつけてやる」

と言って、随時パートナーチェンジが可能な「いざなうベル」というアイテムをくれます。やっぱりドラえもんみたいな子です。それはそれとして…ガースティンって…そりゃ天才に不可能はないのかもしれないけど…直せたわけ？ほとんど失われた古代テクノロジーの粋を集めたよーな、サイボーグのマグナをかぁ？なんせ自爆だから、ジグソーパズル並みには壊れてたんじゃないかと思われますが。

おまけに魔界に直接テレポートしてくるって何なんでしょう。どれほどの魔力が必要なのかと思うと、いくら天才でも普通の人間じゃない気がするんですが…。そのへんで勘ぐりたくなるというか、深読みしたくなるキャラなわけ。最初からアレンがガーディアンブレイドの剣士だって知ってたみたいだし。

直接ここに来たネヴィスはともかく、他は全員行動不能とかの憂き目に会って途中離脱してるのに、最初に出てきたガースティンだけが特別扱い。強制で複数回一緒に来てくれるのも彼だけだし。単なるエコヒイキなのか、真の天才なのか、それとも何かあるのか、結局謎だけど。



ここからが正念場、の敵の本拠地魔界の奥へ進みます。当然パートナーはガースティンに決まってます。途中にあるモノリスの語るところでは

「ガーディアンブレイドの剣士。私は１０００年、この魔界でおまえを待っていた。炎のオリハルコン、大地のアダマンタイト、風のミスリル、水のメルクリス。これらを揃え、再びここに来るのだ」

…だそうです。ああ、そういえばこのモノリスの言い方から、この１０００年周期の戦いは、永遠に続くんじゃないか…と思ったんですが。そしてまた魔界に挑む剣士が来るまで１０００年待つのかな…って。あと、初めてフレイムガーディアンに会ったとき「今、まさに１０００年に一度の凶星が天に輝く時」ってセリフがあったし。魔界そのものを消滅させることは不可能、となれば、１０００年に一度のこの戦いは、この世界が存続するための必然なのかも知れません。

ここから先はＳＰやＭＰの無駄遣いが出来ないので…このゲームってこれまでのボス戦では、ラクしようと思えばＭＰやＳＰを惜しまずに使うと、それだけでもあっという間に倒せる場合が実は多いけど、終盤では攻撃で頼れるのは、ほぼ主人公の剣技のみ。ラスボス前まで固定された回復の機会が全くない上、そこまで連続８回のボス戦。

ＰＲＯモードじゃエルポーションや赤いくすり、エリクサーなどの全回復アイテムや聖杯などという御親切なアイテムは最初から存在しないし、それに相応する拾得アイテムもナシ。賢者の秘石（ＳＰかＭＰのどちらかが尽きると、双方を４ゲージ回復）はあるけど。これでエンディングまで頑張らなければ…。



ステージ７の魔界は、ダンジョンとしては狭い範囲で、探索目的ではない所。これはステージ８も同様。ワープゾーンが４ヶ所あって、その中の３つにそれぞれ…とある人達が待ち受けてます。

ここは…誰だったかな？と最初に踏み込んだとこでは、空中要塞で倒した剣聖将軍カルージェ登場。魔界での緒戦は、アルカエストによって魔界に従属する者として新たな生を与えられた、かつての帝国４将軍との戦い。彼らがそれを望んだとは思えないけど…。ならばこの手で倒すしか…ないんでしょう。彼らとの戦闘は、ステージの形態や攻撃が前回とほぼ同様。ブレイドは４本そろってるから、より効果のあるものを選択すれば一度勝ってる訳だし、苦戦することはまずないと思うので細かいとこは省略。



「魔界神の力でこのカルージェの技は、より強力になった。覚悟してかかって来い！」

まずはカルージェ。魔界人になっても変わってませんねぇ。「覚悟してかかって来い」なんて、遠回しっぽいけど気持ちは伝わります。…ええ、受けて立ちますとも！

「ふっ…やるな。おまえなら、魔界神の呪縛から我ら４人を解き放てるかもしれん。魔界神が、死神を召喚する魔法、カオス・オブ・デスの呪文を唱えたなら…ガーデイアンブレイド大地でバリアを張って、対抗するのだ。いいな…」

カルージェはラスボス対策その１、を教えてくれて、彼ら４人を魔界神から解放してくれる望みをアレンに託します。彼を倒すと、ステージアイテムの水の精霊が宿った金属、水のメルクリスが手に入ります。



「この闘気将軍ガバリスともあろうものが魔界神の使い魔に成り下がってしまった。おまえと再び戦うためにな！」

続いて、アレンと再戦したいが為に、現在の境遇に甘んじているガバリス。以前心の中で約束した通り、バビロムは倒してあげたから（復活してるけど、どーせすぐ倒してあげます）、安心して眠ってください。

「…大した力だ。しかし…ガーディアンブレイドに最大の力を込め、技をくりださなければ…最後の戦いに勝ち残ることはできないだろう…」

ガバリスはラスボス対策その２、を教えてくれます。揃いもそろって律儀な人達です。帝国サイドって出番少ないのに、印象の深さではパートナーメンバーより上なんですよねぇ。彼を倒すと、大地の精霊が宿った金属、大地のアダマンタイトを入手。



そして…会いたかった♪　ここまで遠く長い道のりを越えて、魔界くんだりまで来たのは……ええと…もちろん…世界を救う為です。決してガザに会いたいが為では…。

弟・姉・弟の順で

「今度は、前のようにはいかんぞ！」
「魔界に転生した我らの力！」
「受けてみろ！」

ときますが、前回も似たような構成の口上だったし、やっぱり事前に考えてたりするんでしょーか。

前回同様ガザ狙いで（これに関しては個人的には全く間違ってないが）、お姉ちゃんは無敵。まぁ、弟がお姉ちゃんの楯になってあげてると考えれば、無理やり納得しよーと思えば、出来ないコトもないよーな気がしないでもないよーな……。

「くっ！またしても！ああっガザ！…これは悪い夢だ！」

「その通りだ、サラ…我ら姉弟は悪夢を見ている。生きる事も、死ぬ事もできず、ただ、戦い続けるのみ。魔界神の意のままに…。この男こそ、我ら姉弟を魔界神の見せる、この悪夢から覚ましてくれるだろう…。…アレンよ。おまえの力、技、勇気、そしてガーディアンを使う精神力。魔界神を倒せる可能性はある。ガーディアンメイルを持っていれば…」

ああ、なんて長いセリフ !! 前回たった３言で逝っちゃったとは思えない、口数の多さ !! おまけに名指しで呼びかけてくれるなんて、卒倒モンです。いや、立ち眩みや心不全に陥ってる場合ではナイ。ええ、速攻で魔界神を殺ってあげますとも。それで彼らが解放され、救われるのなら。そして、それぞれ風と炎の精霊の宿る、風のミスリルと炎のオリハルコンを残して…消えてしまいます…。



４つの金属を揃えて例のモノリスの元へ。魔界に再び生を受けた４将軍の、その哀しく儚い命と引き換えに得たものは 「火地風水、精霊宿りし４つの金属よ…。古き神の鎧をよみがえらせたまえ！」…という言葉と共に、いにしえの神の鎧・ガーディアンメイルとなってアレンを護ってくれます。魔界神と戦うのが何の為なのかというなら、世界を守る為でなく、守りたい誰かの為でなく、それ故に心ならずも手にかけざるを得なかった人達の為に戦いたいです。そしてモノリスは

「魔界の鏡との戦いは、自分のまぼろしに惑わされてはいかん。魔界の力の結晶、暗黒ガーディアンの隙をつき、鏡をたたくのだ」

という、どうやらこのステージ最後のボス戦のアドバイスをくれます。残る一つのワープゾーンから、伏魔殿の入口へ向かうと、魔界の鏡が行く手を阻みます。

鏡と、そこから現れる鏡像のアレン、そのアレンの召喚する暗黒ガーディアンが相手。暗黒ガーディアンは分裂して追っかけてきて鬱陶しいが、なるべく相手にせずにアドバイス通り鏡を狙って攻撃。風牙飛襲剣は鏡だけを攻撃してくれる訳じゃないから、ブレイド大地で鏡の出現と同時に地龍迅雷剣を使用するのが効率的。迅雷剣は分体を攻撃しながら、別の分体からの回避も出来るのでお得。ガースティンのマジックボルトは敵がどこにいてもほぼ確実に当たるので、分体ガーディアンをはたき落としてもらえば完璧。

魔界の鏡を叩き割り、魔界の最深部、ラスト・ステージの伏魔殿へ。


NEXT Stage ８