世界の果て ─ 物質界と精霊界の狭間にある領域で、ゲーム中には出てこないけど、設定上では精霊界なども存在するようです。一緒に来たマグナの説明では、

「ここが世界の果て。魔界からの影響で、宇宙とつながってしまっているのだ。この地にいる敵の攻撃は、そのシールドでは防げない。ガーディアンの力は惜しまず使う方がいいだろう」

この世界の果ては、星々の大海に浮かんだ、もしくは突き出した感じの島か半島のような場所。バックは星の瞬く宇宙。大地は雪と氷に覆われた雪原。寒そうな所にサイボーグさんと一緒に来たような記憶があったけど、その先に一緒に行った憶えがないのは何故かというと……先に進もうとすると、抜けてきたゲートに新たな人影が。

「追ってきたぜ」　帝国貴族ゴードンさん登場。

「おまえのせいで、おれはすべてを失った。…おまえさえ現れなければ、エリクシルもパナケイア王国も皇帝の座も、そして…いずれは世界までも手に入るはずだったのだ！ …それなのに…おれにはもう何もない！ おまえを倒すという執念以外には !!」

「手に入るはずだった」てのは何ですかねぇ。そんな勝手に決められても。まぁ、この期に及んでエリクシル王女に固執してるあたり、一応好きだったりしたのかな、と思うとちょっと可哀想だが。執念深いのは結構だけど、それならマジで世界の果てまでアレンくんをストーカーするより、有益なことしたらどうでしょうか。邪魔な皇帝を片づけてあげたんだから、感謝して欲しいぐらいです。

統治者不在で国家が滅びても国自体は健在の筈。多分パナケイアの監視下にあるでしょうが、すばやくうまいこと立ち回っとけば、どさくさに紛れて権力握るくらい容易だったろうし、しばらく大人しくいい子にしとけば皇帝にくらいなれたかも知れないけどねぇ…不器用なヒト。人望はなさそうだからちょっと難しいかも知れないけど、野心を持つなら普段から人気取りくらいしてないと。だから小悪党レベルじゃダメだっての。

その憎悪に魔界の力が反応し、なんかパワーアップしたらしいゴードンが斬りかかってきて、アレンをかばったマグナが刺されて…

「アレンよ！ 竜神族をさがせ！ 竜神族はガーディアンに近い力を持っている！ 後は頼む！ アレン！」

…ってゴードンを抑えたまま自爆。（…ああ、そういえば後で直してもらえるんだっけ、と分かっていても）嘘ぉ…と、しばらく呆然……。でも…今は悲しんではいられないから…マグナに言われた通り、竜神族を探さなきゃ…って雪原に足を踏み出して歩き出します…が、わーん何、この心細さ！ 場所の雰囲気が荒涼としてる上にＢＧＭは寂寥としてるし、おまけにここのモンスター恐いんだもん。

ここの敵は現時点ではシールド防御ができない攻撃をしてくるので、もたもたしてるとダメージが蓄積します。低難度だと敵を倒したときに回復アイテムが結構でてくれるけど、こっちのモードはそれが滅多にない上、宝箱の回復アイテムもそうそうないし。えーん、心細い〜。人に断りもなく勝手に逝っちゃわないでよっ、とか心の中で理不尽にマグナを非難しつつ、先を急いでダッシュ。とはいえ、宝箱は回収せねば。中の一つからステージアイテムのハイパーハンマーをゲット。途中に「竜神族の結界に入らんとするなら、ゴーレムを石に変える竜の宝珠を探すべし」というモノリスがあります。ゴーレムが通せんぼしてるので、まずは竜の宝珠を探しに。



とりあえず神殿の入口らしい所に到着。神殿の入口にはステージ２のモンスターが再登場。外がマジで恐かったから、何やら懐かしくて安心してしまったり。突き当たりの壁をハーパーハンマーで壊して、最果ての神殿内へ。最果ての神殿も、その名にふさわしく星天に浮かぶ荒涼とした場所。

ここの敵は外の敵と同じく、骨飛ばしてくるガイコツとか防御できない攻撃をしてくるので、ブレイド大地と風の技を駆使して宝箱を回収。あうー、早く帰りたい…、いや、早くネヴィスに会いたい。ガーディアンシールドくれるし。ステージアイテムの竜の宝珠を入手して、例のモノリスのあるとこまで戻ります。竜の宝珠を所持していると、通せんぼしてるゴーレムが石になって通過出来るようになります。

竜神族の結界内へ入ると黄金の竜が姿を現します。パッケージでは紅いけど、結構かわいい顔をした竜です。

「!? 人間か？ 人間が来るなど５００年、いや１０００年ぶりのことだな」

モノ珍しげにアレンに話しかけてきたのは、遥かな太古から世界の果てに住むという、３０００年の長き寿命を閲する竜神族の、その末裔であるネヴィス。１０００年ぶりというと…前に訪ねてきたのは、やはりガーディアンブレイドの剣士でしょう。ガーディアンに近いという竜神族の力を借りにきたアレンに

「世界のことも魔界のことも私には関係ない。それに…人間たちは自ら魔界の力を呼び込み、自滅しているようにも思えるが」

と、つれないお答え。それは…全くその通りなんでしょうけど…。人間が存在するがゆえに、この千年紀をくりかえすことが永遠に回避できないのなら、滅んでしまうべきなのかも知れません。でも…全然全くこれっぽちも救う価値がない、という訳でもないと思うし。多分、救う価値がなくなってしまえば、滅びることが必然となったら、ガーディアンブレイドの剣士がこの世界に現れることは、なくなってしまうんじゃないかと。だけど今はアレンがいます。

「しかし、お前は世界のため、この地の果てまでやって来たのだな。その勇気は認めよう。あとはお前に世界を救う力があるかどうかだ。試させてもらうぞ」

力試し、ってことで竜神族ネヴィスとの戦闘。ネヴィスに有効なのはブレイド大地のみ。攻撃はブレスと接触だけなので、防御は出来ないけど当たらなければいいだけだし。地龍迅雷剣はダッシュ距離が長くて、ステージの端までいくと技の終わり際に隙が出来てしまうので、近めの間合いで技を出していくのが無難。バリアを併用すればラクに勝てるかと。手加減してくれてるのかどうかは分からないけど。ネヴィスとの戦闘に勝利すると

「その強さ。おまえに賭けてみよう」

力を貸してくれることに決まり、今回のパートナーに。

という理由で人の、女の子の姿をとって同行してくれます。顔とかあまり憶えてなかったけど、よく見るとかわいらしいです。この姿で、ちょっとエラソーな言い回ししてくれるトコが結構好み。格闘系なので、カワイイ顔してかなり筋肉質だったりするのがアレですが。竜神族ってネヴィスしかいない訳じゃないだろうけど…こういう高貴な種族は大抵人間が嫌いだったりするから、口では素っ気無いコト言いながら、彼女（？）は多分、親人間派なんでしょう。

魔界への入口デモンズゲートは、この地の北に。魔界に渡るためには、竜の紋章の扉の奥に広がる迷宮にあるという、黒い真珠が必要だそうです。探しに行きましょう。ついでにネヴィスにガーディアンシールドをもらいます。ああ嬉しい。ホントはネヴィスに会ったら、開口一番に「盾くださーい！」って言いたかったんだよ。神殿を出て、まずはステージアイテムのエンブレムを入手。竜の紋章の扉へ行くと中に入れます。

迷宮の中はワープゾーン仕様のダンジョン。大量の宝箱があるものの、ホンモノは少ない上にＶＩ・ＭＰアップのオーブはないので余りこだわる必要はない所だけど、一応ひととおり確認する為、複数回入って探索。ここってこのゲームでは珍しく、出入りが可能なダンジョンなので、経験値稼ぎしたいなら便利かも。外でやるよりラクだし。



黒い真珠を入手して北のデモンズゲートへ。魔界へ向かう、アレンとネヴィスの前に立ちふさがるのは……

「おれは魔界の力を得て不死身の体になったようだ。今や、おれは無敵だ」

マグナが道連れにした筈の帝国貴族ゴードン。だから、そのしぶとさがあれば皇帝にくらいねぇ…。それに対しネヴィスは

「愚かな…。おまえが魔界の力を得たのではない…魔界の力が、おまえという入れ物を手に入れたのだ。アレン、戦うしかないぞ！」

しつこく世界の果ての更に果てまで追っかけてきて、ちょっとパワーアップした帝国貴族ゴードンとの戦闘。実のところ嫌いなキャラじゃないんだけど、もう倒す以外何もできないんなら、そうするしかないんでしょう。それぞれジャンプパネルで移動可能な３つのエリアのあるステージ。ゴードンはアレンの近くに舞い降りてきて、ステージ２と同じく剣での攻撃。この地形なら攻撃＆離脱を繰り返すのがベスト、ってことでブレイド風を選択。

ジャンプパネルの近くで待機して、ゴードンが同じエリア内に降りてきたら風牙飛襲剣、ジャンプパネルで移動。これを繰り返せば楽勝。ゴードンを倒すと、その憎悪と恨みをさらに取り込み魔界の力が暴走。ゴードンは城砦での炎熱将軍サラ同様、魔物の姿のデビルゴードンに変身。



デビルゴードンはよくいるレッサーデーモンって感じ。姿が魔物に変じても彼だってすぐわかるけど。色合いとか外形とか（でかくはなってるけど）ほとんどそのまんまだし。コウモリに分身しての攻撃と、剣での前方への攻撃が主体だけど、後者は正面にいなきゃまず当たらないので問題なし。分身コウモリはジャンプパネルとブレイド大地の迅雷剣なら短時間のチャージですぐ出せるので、それですり抜けての回避を活用。本体にはいちばん広い上のエリアで待って、なるべく引き付けてから地龍迅雷剣で攻撃、すぐジャンプパネルで離脱。これを繰り返せばＯＫ。

…そういえば彼ともそこそこ長い付き合いだったっけ。ステージ２からだし。「百倍にして返してくれる〜」って捨てゼリフ、ちゃんと覚えててあげたのになぁ、いらないけど。「おれにはもう何もない」なんて、そんな訳ないでしょ、大抵は自分では気付かないだけで。…哀れな人。

ゴードンを倒し、デモンズゲートへと足を踏み入れたアレンとネヴィス。ついに、魔界神の本拠地、魔界へ！


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