砦は外壁に囲まれた外部と建物の内部、3つの塔、プラス地下の構成。城門に入ったとこでは、防御しづらい斜め方向から真空刃を放ってくる、ガザ配下の青騎士が少々厄介。攻撃される前に倒してしまえばどうってことはないんだが…ああ、ごめんなさいねぇ。キミたちの御主人サマは、極めて不本意だったけど、ついさっき殺っちゃいました。微妙に良心がちくちく。
まぁ、どうしようもないのは分かってたから、意外とナサケヨウシャのカケラもなかったかも知れないけど、愛はあっても悪気はないんです。でもこっちもザコ相手に倒れるわけにはいかないから、あの世で仕えてあげて下さい。
さすが帝国の前線基地だけあって、トラップがあちこちにあって面倒。同一直線状に立つと起動して飛んでくるギザギザ円盤に、わかってるのに引っかかるし。
連続でステージを進めると経験値が継続されますが、プレイを一旦終えてパスワードで再開すると0から。普通ならこだわる必要ないけど、残数×10とか(そんなにいらないだろーに)持ってると勿体ないっていうか、再開したらPROモードは×0からだし、トラップのダメージは総じて高めなので、うっかりゲームオーバーにならないよーに気を付けないと…とか思いつつ針山の床を走り抜けよーとして壁のでっぱりに引っかかって踏んづけたりとか、自分でもバカじゃないかと思うマネをしてたけど。
まぁ、とにかくその辺を探索して、ステージアイテムの砦のカギをゲット。砦の内部へ。砦内の一室に行くと、見覚えのある2人が対峙。帝国貴族ゴードンとパナケイアの騎士シリウス。
……どーしてシリウスさんがここにいるワケよっ !? ついさっき城門を突破したばっかりなのにっ。じゃあ何、城門を通らずに済む隠し通路があったとでもいうのかっ?
ああっ納得いかないってゆーか、やっぱり面倒な事は全部押し付けられた気がっ…。
いやっ、そんな事より、気の進まないこと極まりなかったのに、ガザを倒したこの苦悩のやり場がっ…!!
パナケイア王国とエリクシル王女を手に入れて帝国を、ゆくゆくは世界を手に入れるという野望を語るゴードンに、
「我が王国の、そしてエリクシル様のためにも、今ここでその野心を断ち切る!」
と斬りかかるシリウス。あー、そのエリクシル様はいま石像なんで、物品として入手するのは割と容易なんじゃないかと。ちなみにシリウスさんは王女サマをお慕いしてるらしいです。で、意気込んで斬りかかったはいいけど、お約束ってカンジで落とし穴に。
「フッ、バカなやつめ。おれがまともに戦うと思ったか」
なんて嘲笑されて、確かにこれは引っかかる方がバカだな、とか思ってたら、居合わせたアレンまで、ついでに落とされるハメに。
落とし穴の底は地下牢。先に落とされたシリウスと共に、地下を脱出することにします。シリウスがパートナーに。通常攻撃の射程がそこそこ長いので、遠距離攻撃をしてくる敵を早めに倒す事が出来るのは有難いが…しかしこれというのも、キミがクソ真面目にゴードンなんかの相手するからでしょーが。
「ゴードンめ、卑怯な」って、命のやりとりに卑怯も何もあるかっ。抵抗できなかったり、戦う意思のない相手を傷付けるのは卑怯だと思うが、姑息な手段は戦術のひとつなんだから、それに対しては引っかかる方がバカです(アレンも引っかかってる辺りはとりあえず黙殺)。まぁ、済んだ事を言っても仕方がない以上は、きりきり働いてもらいますからねっ!…どーせなら、もうちっと色気のある相手と夜逃げしたかったが…。
牢を出て地下を探索。地下の一室へ入ると……おおっ、あれに見えるはっ…!!
「あっ、アレンじゃないか! おいらだよ! 天才魔法使いのガースティンだよ!」
…相変わらずだねぇ、君は。でも会いたかった。ここんとこ、ちょっと心がすさんでたから、再会できて嬉しいよ。どうやら古代科学の遺跡を調査中に、帝国と魔族が何かを発掘して起動させようとしていたのを知ってしまったようで、バビロムに捕まってこんな所に。…まぁ、彼を捕らえるなんて普通の人間には無理でしょーから。でも知られたとこでガースティンの場合、なんか無関心を通してたんじゃないかって気もしますが。
光の鎖で拘束されて魔法が封じられているらしいので、なんとかしてくれよ、という彼の頼みをきいて鎖のカギを探してきます。…飾って眺めとくのも悪くないけど。
光の鎖を解除してあげると
「やった、これで魔法が使えるぞ! たすかったよ! 礼のかわりにこれをあげよう」
と言って、ステージアイテムのディテクターをくれます。隠された通路の目印を見つけることが出来ます。ちなみに「お礼」にくれるのではなく、「お礼の代わり」にくれるのがポイント。彼らしいとゆーか、ちょっと苦笑。