ストーリーが進むと１ステージの構成が長くなってイベントが増えたりするので、今回は前後編仕様。まぁ、でも、このステージ３は…個人的にはある意味特別だったりもするし。

帝国の城砦へ向かおうとすると、エリクシル王女を石にされたパナケイアの騎士団と、騎士団長のシリウスに出会います。帝国に対して本格的な攻勢に出るとか。

シリウスは帝国４将軍に気をつけるように、炎熱・疾風両将軍と対するときには…というアドバイスをくれたりしますが……自分たちの方が先行する筈なのに、手強い敵は人に押し付ける気かいな、とかアドバイスくれるくらいなら自分で倒しゃいいだろっ、こっちは別に帝国それ自体と戦いたいわけじゃないんだからっ、とか思いはしても口には出せない内気なアレンでした。そりゃまぁ君たちじゃ、どのみち太刀打ち出来る相手でもないが。



砦のある岩山の入り口はジャンプパネルとダッシュパネルが配置されていますが、うっかり踏むと先に進んでしまって宝箱を取り損ねるので要注意。スタート直後なのでやり直しても構わないとこだけど。ちなみにここの最初のエリアや、先の城砦内って夜なんですよね、背景が。間のボス戦は日中みたいだし、ということは、山登りして砦を陥とすのに数日かかってたりするんでしょーか。…しかも不眠不休だよ。その後続いて空中要塞に行ってたりするし、元気だねぇ…アレンくんは。

崖下に出ると、先行するパナケイア騎士の一団を、一撃で蹴散らすは帝国４将軍のひとり、闘気将軍ガバリス。初っ端からいきなりボス戦。

筋肉重視肉弾主義のゴツいおじさんで、強い相手と戦うことに生き甲斐を感じる拳闘士ってトコです。

「おまえがダークドラゴンを倒したガーディアンブレイドの剣士か。おもしろい！我が名はガバリス！
闘気将軍と呼ばれている！いざ勝負だ！ワッハッハッハッハ！」

などと豪快に勝負を挑んできます。ここは距離を取って、サテライトクリスタルや水精流刃剣を使った方が、ラクだし安全だけど…でもこういうタイプとは小細工ナシの接近戦で勝負したかったりするんだよねぇ。とゆーワケで、ここは接近戦向きのブレイド炎。ガーディアンの援護はナシで、ガーディアンブレイドの剣士アレンが相手をしてあげます !!

ガバリスは扇状に地面に波紋を放つ技、地脈撃烈波や画面外にジャンプして落下してくるといった技を使ってきます。いかつい外見の割りにかなり身軽。地脈撃烈波は、避け切れない場所でなければ回避出来るし、やや間合いをとればシールド防御が可能。炎帝百烈剣は、ガバリスには間合いを詰めながらでないとヒットしにくいのでステージの端に追い詰める策をとったけど、接近しすぎて小競り合いになると結構痛いダメージを喰らう。てゆーか実際喰らったし。なんとか勝負を決すと、倒された彼は…

「さすがだ…おまえならバビロムを倒せるかも…。やつが現れてから、我が皇帝もゴードンも…そして帝国そのものも、何かが狂いだしたのだ。このままでは世界が…」

という言葉を残して戦死。戦いというのは一部の張本人を除けば、仰ぐ旗が違うだけで立場上敵対しているに過ぎない場合が殆どだから…無常感を誘うな、やっぱり。さすがにいい大人になると、敵味方の２極的単純思考は出来なくなるんで結構辛いところがあります。でも今は自分に出来る事をするだけです。まかせてちょうだい。ガーディアンブレイドの剣士の名に賭けて、必ずバビロムを倒すっ !!

ガバリスを倒すとステージアイテムの鋼のハンマーを入手。このステージの脆い壁を壊せます。こんな凶器をどこに隠し持っていたのやら。徒手空拳で使ってなかったけど。奥ゆかしい人だこと。



ここから雨が降りしきる山腹。雰囲気的にはみぞれってとこかな。砦めざして岩場を進みます。宝箱に扮したミミックがうじゃうじゃいて、結構でかいダメージをくれるので迂闊に近づくのは危険。まぁこんなにゾロゾロ宝箱があったら怪しいと思いたくはなるけど。

岩山を登りつめた所に到着すると、城門まではナゾの永久機関で絶え間なく鉄球と炸裂球がゴロゴロ転がる地雷原。…なんだかなぁ…敵はともかく味方まで砦に入るのに一苦労しそうですが。砦の中って自給自足ですかね、やっぱり。買出しにも行けなさそうだし。ずら〜っと並んだこれが地雷だっての憶えてなくて、何だかわかんなかったから、とりあえず試しに踏んづけてみたりしたけど。

ここはバリケードを一部崩して一気に走り抜ける方が、ちまちま進むよりマシな気がするが…なんか先を急ぎたいよーな、急ぎたくないよーな…。なにやら複雑な心境。…覚悟を決めて（何のだ）前進っ。



地雷原を抜けた先の城門を守護するのは、炎熱将軍サラと疾風将軍ガザの姉弟。…会いたかったと言うか会いたくなかったと言うか…。ここの城門前からの砦エリアの曲がこの２人の登場シーンによく似合っていて、カッコイイので気に入ってます。ここって戦闘曲との切り替えがなくて、でも個人的にはその方が似合っていると思えましたね。

このステージ３にはザコ敵の帝国軍兵士に、赤いのと青いのが出てきます。他のとこでは下っ端の黒いのとか皇帝付きの白いのも出てくるけど、ちょっと厄介な火球や反転する真空刃を放つ赤騎士と青騎士は、それぞれ炎熱将軍サラと疾風将軍ガザに仕える直属の騎士だとか。皇帝直属の白騎士より手強いんだよねぇ、複数相手にするのはなるべく避けたかったりするし。将軍の中で配下の騎士が出てくるのがこの２人だけだったりするんで、やっぱし美男美女に仕えた方が張り合いあるしな、とか得心してしまったり。

お気に入り♪のガザのここでのセリフは、冒頭の「ほう、ここまでやってくるとは」と「疾風将軍云々」と「ゆくぞっ！」の三言だけなんだよねぇ…。一目惚れだったから、マジでこれだけか !? ってガッカリしたもんです。しくしく…。

ああ、はいはい戦闘開始。………見惚れている場合ではないです。

ここで倒せるのはガザのみ。城門前の細長い範囲でしか動けない為、下手に動くより、防御・チャージしつつの待ち伏せパターンで対処。ジャンプパネルやダッシュパネルも使えるけど、攻撃を回避しきれない時ぐらいしか使わないかなぁ、面倒くさいし。この２人が身に着けているのは、風の鎧と炎の鎧…らしいですが、設定資料があるわけではないので推測だけど、風と炎をまとうことが出来るマジックアイテムってとこですか。ああ、もしかしたら双子だったりするかもしれないなーとか思ったりもしますがどうなんでしょう。

ガザは風をまとった竜巻状態で降りてくるとこを待ち伏せて水精流刃剣。通常の姿のときは、サラと一緒にそれぞれ風と炎の刃を放ってきます。流麗でカッコイイです。…などと言ってる場合ではない。通常時のガザは接近してきた瞬間を狙ってブレイドを当てることも出来るけど…ステージの端で防御した方が安全か。タイミングを合わせてサテライトクリスタルを使うのも悪くないが、個人的には自力攻撃以外の方法使うのってあんまり好きじゃないし。どーでもいい相手には使うけど。挟み撃ちにさえ合わなければ、苦戦はしないかと。



なんっかもう、シブシブしぶしぶシブシブしぶしぶって感じで彼を倒すと、おねーちゃんのサラが

「お…おのれ、よくもガザを…私の弟を！　この命に代えてもおまえをっ…」って。

いや、そんなコト言われたってアナタここじゃ無敵だし…。てゆーか弟と一緒だといつも無敵じゃん。選択の余地なんぞ全くないこの状況で、いったいどうしろと…。なんならお姉様がたまには先に殺られてあげればどうでしょうかねぇ、カワイイ弟のセリフが増えるかもしれないし。

まぁ、それはそれで可哀相だし、後の事を考えるとやっぱり嫌だけど。それに恨まれるのもなぁ。そりゃ某所で再会した時にはかなり話してくれて、思わずクラクラしたけど。でも相変わらずというか何と言うか、攻撃パターンも取り敢えず弟がやられなきゃ…てパターンも全然変わってなかったしぃ〜。おかげで２度もやらなきゃならなかったこの気持ちがわかるかっ !?

とりあえず勝てばＯＫとか、その上パートナーになってくれるとかゆーサービスくらいしたって、バチは当たるまいに。でもそうなるとガースティンとの二者択一に困ることになるよなー…などと、宝くじで３億円当たったら何を買おうか悩むのと同レベルの妄想をしても、意味がないので先に進みます。…そのうち…会えるし。

いきり立つサラに、現れたバビロムが一時撤退を促して双方退却。城門を突破して城砦内に。


NEXT Stage ３ ・ 後編