凶星の輝きが徐々に薄れていき……天空よりその姿を消します。一千年に一度の災いを見事に退け、仲間たちの待ってるトコに無事帰還。ここではラストバトルのパートナーと共に帰ってきて、他の皆が迎えてくれます。もちろんガースティンと一緒♪ これがあるから他の人じゃダメなんだよねぇ。で、宇宙を背景にエンディング・メッセージ。

…こうして、一つの戦いは終わった。

しかし、我々は忘れてはならない。

「アルカエスト」は、我々人間が
自ら掘り広げた深く暗い墓穴であった事を。

そして、力のために力を求め、「バビロム」の誘いに乗り、
魔界の力を使うことが、「アルカエスト」に力を与え
自らを滅ぼしてしまうという事を…。

「ガーディアン」は、もういない。

我々は、もう二度と「アルカエスト」という
世界をも飲み込んでしまう落とし穴を掘ってはいけないのだ。

我々人間こそが、「アルカエスト」を創り出してしまう、
最も恐るべき存在である事に気づかなければならない。

我々人間こそが最も素晴らしい存在である事に気づくために…。

まぁ、そうは言っても、人間は最も高い知能を有していながら最も学習能力のない生き物だったりするから、最も素晴らしい存在にもなれるかも知れないけど、その逆も然り。世界を救う勇者はいずこの世界でも大層忙しいってことでしょう。そして共に戦った仲間たちは、それぞれの道を歩むことに。



「魔法学校を最年少で卒業。ガースティンは世界の不思議を解き明かす冒険へ。あちこちで騒動を起こしては解決した後、魔界で行方不明。…しかし。魔法学校に時折、宝物や巻物が彼の名前で送られてくるとか。」

…魔界で行方不明。出入りしてるんですかねぇ、あんなトコに。やっぱり普通の人間じゃない気がするけど。彼はこの世界における永遠の探求者だったりするのでしょーか。



「パナケイア王位を継承したエリクシルは、荒廃した国々の再建に力を尽くす。パナケイア王国のみならず、復興した帝国はじめ、近隣の国々の人々からも慕われ、いかなる困難も乗り越え、永い平和を築くであろう。」

王族として、ごくまっとーな道を行く彼女。いや…前から気になってたんだけど…その片側スリットのドレスで足踏ん張って立つのは、ちょっとハシタないです、王女サマ…。



「力と技、そして精神を高めるため、シリウスはパナケイア王国を後にして、吟遊詩人の語り草となる数々の勇ましい物語を各地に残す、修練の旅へ。彼の勇名は世界中に響き渡る。」

そう、アナタは精神修行が必要です。あの時の事をガースティンあたりにチクられて（アレンは無口だから）、出奔したのかもしれないです。



「１０００年の時を越え、人々を守るサイボーグ戦士マグナ。科学の遺跡に帰り、再度眠りにつく。永遠の平和を願いながら。そして、いずれ目覚めたとき始まるであろう、戦いの日々を感じながら。」

再び遺跡で長い眠りについたマグナ。またいつか会う事があるでしょう。その時は置いてけぼりにしないで欲しいものです。



「世界の果てに住む、誇り高き黄金の竜神、ネヴィス。人間の営みなど、彼女（？）にとってはごく小さな事に違いない。が、天高く帰ってゆく竜神の姿は、別れを惜しむかのようである。」

竜神族の寿命は３０００年らしいので、１０００年後でも存命だったりするでしょうかね。遠い未来に訪ねてくる人間を、あの世界の果てで待ち続けるのかもしれません。



「ガーディアンブレイドの剣士、アレン。その名は伝説に刻まれる。どこへともなく姿を消した彼を、人々は、他の世界からの救世主だと言い、又、他の世界を救うために旅立ったのだと言う。そして人々は知っている。この地が災いと滅亡の危機に落ちた時、アレンが帰ってくる事を。ガーディアンブレイドを振るう剣士となって…。」

どこへともなく風のように姿を消す…というのは、世界を救った勇者の去り方としては好きな結末だけど…自分だったらそうするだろう、ってのがあるし。…で、やはり行方不明。まぁ…プレイヤー的には間違ってないってゆーか、部分的に意識的な面では、ある世界の危機を救う為に降臨した時空を流離う永遠の旅人だったりするかもしれないけど、噂は噂です。人間としてのアレン自身はこの世界に生まれたものと思われます。だって生まれ変わりだって書いてあるもん。だから個人的に思うところでは、彼はただの放浪の剣士に戻って、旅の浮世暮らしを満喫しているのでしょう。

いつか…世界のどこかで…少年と少女の姉弟が、どこかで会ったような気がする旅の剣士の青年に、廻り逢うことだってあるかもしれないです。悪夢から目覚めた彼らが、この新しく美しい世界でみるのは……