Introduction
黒の断章
先日、古書店で「黒の断章」のノベライズを見かけ、ゲーム自体は昔クリアしているけど、ノベライズっていうのはゲーム攻略の参考にはなるんだろーか…?という興味が沸いて購入。小説の方は元のPC版からのものらしいですが(有体に言えばエロ小説だが)、断片的にしかストーリーの記憶がなかったから、この機に再プレイ。

自分の所持しているのはサターン版で、サターン版の後にPCへ再移植されたみたいだけど、ゲームは殆どコンシューマでしかやらないし(PCは他の用途が多いから)、PCゲームの18禁はストーリーに興味があってもCGが露骨過ぎて苦手だし…で、ここでの攻略チャート等はサターン版が対象となっています。でも以前、友人からもらった「夢幻泡影」はせっかくだからと思ってやってしまった。しかも全エンディング見るし…。


とりあえずシンディ・デ・ラ・ポーア女史が描きたかったというのがあるけど、物語の中核とも言える涼崎の過去とかが彼同様にスッパリ記憶から落ちてるくせに、シンディ女史とかマクシミリアン神父とか、図書館の特別閲覧室を嬉々として探索したことは鮮明に憶えているという…。

元々はクトゥルー神話系だってので買ってみたソフトで、自分ではラヴクラフト全集と文庫の暗黒神話体系ってヤツと他に何冊か持ってる程度だけど、まぁ、別に知らなくても話はそれなりに愉しめるでしょうが、ある程度は知っていた方がいいかも。


しかしこのゲームって、全然関係ないよーなトコまでしつこくクリックしないと進行しない事が多いもんだから、昔プレイした時はそれなりに苦労させられた覚えがあるんだよねぇ。んで、再プレイしてみたところ、前回手間がかかった部分は記憶していたものの…やっぱなかなか進まないじゃないのっ。

主人公が一応2人で、視点が2通りで語られるという設定だけど、草薙の方は滅多に姿が出ないし、その辺りが当初は理解しづらく、取説には音声をOFFにしている場合は「オレ」と「私」で区別してくれとか書いてあったりしますが、シナリオ型のAVGをまず取説読んでからやる人は殆どいないだろーし。

まぁ、そういうものだと分かってしまえばいちいち区別しなくても何となく受け入れてしまえるし、女性キャラは可憐な少女から妖艶な美女まで一通り揃っててグラフィックも綺麗。ただ、ゲーム進行については前述の如く話が停滞しやすく、イライラしてしまう事があるのが玉に瑕。

ちなみにノベライズと比較してみたところ、それなりに参考にはなります。でも攻略本にはならないかも…。